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ヨーロッパ企画内ユニット・イエティが描く、サブカルに目覚めたヤンキーの話

ぴあ

ヨーロッパ企画 イエティ『スーパードンキーヤングDX』

ヨーロッパ企画に2005年から参加し、以降、舞台の脚本・演出ほかラジオの構成やドラマ・映画の脚本も数多く手がけている大歳倫弘。彼が2009年からスタートさせた劇団内ユニット・イエティの新作が1月22日(水)に東京の下北沢・小劇場B1にて開幕する。

ヨーロッパ企画と言えば、上田誠が描くSFチックかつトリッキーなコメディで観客を沸かせるが、こちらのユニットは、テレビ通販や都市伝説などのジャンクカルチャーをテーマにしたコメディが特徴だ。本公演とはまた違った味わいの笑いを展開し続けており、今回は“ヤンキー”と“サブカル文化”の対比を量販店の店内を舞台に描いた2011年初演作『ドンキーヤング』の続編を上演するという。

『ドンキーヤング』初演(2011年)より

「9年前は、サブカルに目覚めたヤンキーが三面六臂の活躍を見せる活劇でしたが、今回はその続編をやります。それも、9年前の作品とニコイチにして。前作はサブカルを商売にしようと企む人がまだ残っていた時代の話。そして今作はサブカルという言葉が死語となった時代(つまるところの現代)が舞台です。時代なんて言葉を使うと壮大な話のように思えますが、きわめて小さいお話なのでお気軽にぜひ」と大歳。

出演は劇団メンバーから石田剛太、酒井善史、角田貴志、中川晴樹。彼らが本公演とは違った一面を見せてくれるのも楽しみ。ほか呉城久美、藤谷理子、木下出が参加する。

ヨーロッパ企画 イエティ♯14『スーパードンキーヤングDX』は、1月22日(水)から26日(日)まで小劇場B1、1月30日(木)から2月3日(月)まで兵庫・AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)にて上演。

文:伊藤由紀子

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