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米GG賞「ワンハリ」がコメディ作品賞など最多3冠、ホアキン・フェニックスも受賞

ナタリー

20/1/6(月) 14:20

クエンティン・タランティーノ(写真提供:Sthanlee Mirador / Sipa USA / Newscom /ゼータ イメージ)

第77回ゴールデングローブ賞映画部門の受賞結果が、アメリカ現地時間1月5日に発表された。

ミュージカル / コメディ部門では、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演したクエンティン・タランティーノの監督作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が作品賞に。5部門にノミネートされていた本作は、ピットが助演男優賞、タランティーノが脚本賞に選ばれ、最多3冠を達成した。

また、エルトン・ジョンの半生を描く「ロケットマン」主演のタロン・エジャトンが、ミュージカル / コメディ部門の主演男優賞を受賞。同作からはジョンとバーニー・トーピンの「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」が主題歌賞に選ばれた。ミュージカル / コメディ部門の主演女優賞には、A24がアメリカで配給した「フェアウェル」のオークワフィナが輝いた。

ドラマ部門では、第1次大戦時を舞台に、イギリス兵士の1日を長回しで描いた「1917 命をかけた伝令」が作品賞を受賞。同作ではサム・メンデスが監督賞にも選出された。そしてドラマ部門主演女優賞は、ミュージカル女優ジュディ・ガーランドに焦点を当てた人間ドラマ「ジュディ 虹の彼方に」のレニー・ゼルウィガーが受賞。そして主演男優賞には、DCヴィラン・ジョーカーの誕生を描く「ジョーカー」で、狂気の道化に変化していくアーサーを演じたホアキン・フェニックスが選ばれた。なお「ジョーカー」は作曲賞も含め2冠という結果になった。

そのほか、監督賞や脚本賞など3部門にノミネートされていたポン・ジュノ監督作「パラサイト 半地下の家族」は、外国語映画賞を受賞。最多6部門にノミネートされていた「マリッジ・ストーリー」からは、ローラ・ダーンが助演女優賞に選定された。

なお生涯功労賞であるセシル・B・デミル賞は、トム・ハンクスが受賞。ハンクスは「A Beautiful Day in the Neighborhood(原題)」で助演男優賞にもノミネートされていた。

映画部門の受賞結果は以下の通り。

第77回ゴールデングローブ賞受賞結果(映画部門)

作品賞(ドラマ部門)

「1917 命をかけた伝令」

作品賞(ミュージカル / コメディ部門)

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

主演女優賞(ドラマ部門)

レニー・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」

主演男優賞(ドラマ部門)

ホアキン・フェニックス「ジョーカー」

主演女優賞(ミュージカル / コメディ部門)

オークワフィナ「フェアウェル」

主演男優賞(ミュージカル / コメディ部門)

タロン・エジャトン「ロケットマン」

助演女優賞

ローラ・ダーン「マリッジ・ストーリー」

助演男優賞

ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

監督賞

サム・メンデス「1917 命をかけた伝令」

脚本賞

クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

アニメ映画賞

「Missing Link(原題)」

外国語映画賞

「パラサイト 半地下の家族」(韓国)

作曲賞

ヒルドゥル・グーナドッティル「ジョーカー」

主題歌賞

「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」(「ロケットマン」)

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