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笠松将主演「リング・ワンダリング」に安田顕、片岡礼子、長谷川初範ら

ナタリー

「リング・ワンダリング」の追加キャスト。上段左から安田顕、片岡礼子。下段左から田中要次、長谷川初範、品川徹。

笠松将と阿部純子の共演作「リング・ワンダリング」の新たなキャストが発表された。

「アルビノの木」の金子雅和が監督を務めた本作は、東京の下町を舞台に、人間の生や死に実感を持てない若者・草介が運命的な出会いを通して命の重みを知るさまを描く幻想譚。笠松が幻のニホンオオカミを題材にしたマンガを構想するもののうまく描けず悩む草介、阿部が1人2役でミドリと草介が描くマンガのヒロイン・梢を演じた。

ミドリの父親で写真館の館主・青一役の安田顕は「金子監督との酒場での出会いが、この作品への御縁をくれました。酒場に感謝」と、ミドリの母・藍子役の片岡礼子は「金子監督の世界は壮大な自然界ありきです。その中にどのように入っていけるのかが楽しみでした」とコメント。そして草介が描くマンガの主人公・銀三役の長谷川初範は「この国に、この監督の存在が一筋の光、希望に見えてくるんだよ。楽しみでしょうがない。祝福が彼の作品にありますように!」と金子をたたえた。彼らに加えて田中要次、品川徹も出演する。

「リング・ワンダリング」は2022年2月に東京のシアター・イメージフォーラムほか全国でロードショー。金子と吉村元希が脚本を手がけ、森泉岳土が劇中マンガを担当した。

安田顕 コメント

きっかけは、居酒屋さんでした。金子監督との酒場での出会いが、この作品への御縁をくれました。酒場に感謝。また、金子監督の作品に過去も出演されてきた長谷川初範さんとある現場でご一緒した際、長谷川さんは「金子監督は日本の宝」と仰いました。出演させてほしい想いがより強く湧いた次第です。作品の公開を心待ちにしております。

片岡礼子 コメント

金子監督の世界は壮大な自然界ありきです。その中にどのように入っていけるのかが楽しみでした。
ミドリの母である私の役:藍子は、毎日家族を見てご飯を作ってその身を案じています。既に笠松さん、阿部さんはインから金子監督と話を重ねておられたので目の前のことに真っ直ぐで常にチームを率いてくださり、安田さん演ずる父:青一の厳格な背中が我々家族の着地場所となり壮大なお話のなかの小さな家族は楽しい時間でありました。

長谷川初範 コメント

金子雅和監督は、いつも静かに穏やかに疾走している。誰よりも情熱的で決して芯のブレがない。山岳現場ではまるでカモシカのように機敏に素早く動き回り、ひとりあっという間に丘の上に、滝の上まで登っている。静かなる強靭な狂人。今までの素晴らしい作品などは前哨戦。これから着実に驚くほどに個性的な作品を作っていくのだと感じられる。この国に、この監督の存在が一筋の光、希望に見えてくるんだよ。楽しみでしょうがない。祝福が彼の作品にありますように!

(c)2021 リング・ワンダリング製作委員会

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