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島根の刑務所で行われる更生プログラムを追う「プリズン・サークル」1月公開

ナタリー

19/12/4(水) 22:00

「プリズン・サークル」

島根県の刑務所内を映したドキュメンタリー「プリズン・サークル」が、2020年1月25日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

本作の舞台は、回復共同体を意味するTC(Therapeutic Community)という名のプログラムを日本で唯一導入している刑務所・島根あさひ社会復帰促進センターだ。TCは対話をベースに受刑者同士で罪を犯してしまった原因を探り、更生を促すもの。映画では窃盗、詐欺、強盗傷人、傷害致死などで服役する4人の若者たちが、新たな価値観や生き方を身に着けていく姿が映し出される。監督は「ライファーズ/終身刑を超えて」「トークバック 沈黙を破る女たち」などでアメリカの受刑者を取材し続けてきた坂上香が務めた。

本作では日本初となる刑務所内の長期撮影を実施。取材許可を取るまでに6年を要し、撮影は2年行われた。YouTubeで公開された予告では受刑者たちが自分の人生を振り返る様子や、被害者への思いを吐露するシーンが収録されている。チラシには「ぼくたちがここにいる本当の理由」というコピーが添えられた。

金原瑞人(翻訳家)コメント

子どもの頃の記憶、犯行に走ったときの気持ち、被害者への思いなど、受刑者の語るひと言ひと言が、鋭い質問となって胸に突き刺さってくる。想像力をこれほど揺さぶる映画にはなかなか出会えない。

アンジェラ・デイヴィス(社会活動家・思想家)コメント

一瞬たりとも、目が離せない。
この映画は、静かに、私たちを沈黙という抑圧から解放する。
刑務所を、受刑者を、そして見るものを――

(c)2019 Kaori Sakagami

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