廃線の魅力を特集した『旅と鉄道』7月号が、2020年5月21日に天夢人より発売される。特別付録として小冊子「日本列島廃線地図帖」が付いてくる。

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　今号のテーマは“もっと廃線を楽しむ”こと。「駅から歩ける廃線スポット」、「ガイドツアーとともに歩ける廃線」などを取り上げ、より親しみやすく、足を運びやすい廃線の世界へと案内する。

　メインルポでは、熊本・鹿児島・宮崎・大分にわたって6つの廃線をめぐる。旅人は鉄道写真家の南正時。思い出を辿りつつ、現在残る鉄道の痕跡を探して訪ねている。今回、訪れたのは山野線・鹿児島交通枕崎線・大隅線・志布志線・高千穂鉄道・宮原線の6路線だ。（※取材は緊急事態宣言前に行ったもの）

　また、「信越本線上り線踏破」ツアーにも参加。新幹線の開業ともに廃止となった信越本線の新線の廃線跡を訪ね、現役当時の様子を色濃く残すレールやトンネルなど、ほとんど撤去されていない廃線の様子を紹介した。（※ツアーは現在休止中）

　さらに、北陸トンネルの開業とともに廃止となった敦賀～今庄間の旧線跡をクローズアップ。現在は道路として整備されており、山中トンネルをはじめとしたトンネルに注目しつつ、現在の様子を掲載している。

　ガイドと歩ける廃線の特集では、ガイドツアーでなければ訪ねることができないとても貴重な廃線も紹介しているほか、駅から1キロ以内に鉄道の痕跡が残る、駅から歩いて行くことができ、廃線の楽しみをしっかりと感じることができる廃線も47箇所リストアップ。国鉄・JR編（廃止区間）、国鉄・JR編（切替区間）、私鉄・第三セクター編と3テーマに分けて紹介した。

　特別付録の小冊子「日本列島廃線地図帖」は、廃止となったおもな旅客路線の廃線跡を掲載した地図帖。この地図帖を参考に、どこに廃線があるのかを探してみてほしい。パソコンやスマートフォンの地図サイトや地図アプリなどで、廃線を探す手掛かりにも最適の付録となっている。

　好評連載「鉄道愛を語る」には動画クリエイターの廣田あいか（ぁぃぁぃ）が登場。子供のころからの鉄道への想いや、好きな鉄道について、丁寧に語ってくれた。

　そして、ステイホーム企画として「おうちで楽しむ廃線探訪」・「お取り寄せできる駅弁」を取り上げている。