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「いざなぎ暮れた。」松江で先行公開、毎熊克哉や武田梨奈が観光大使に

ナタリー

20/2/23(日) 17:11

松江観光大使委嘱式の様子。左から毎熊克哉、松浦正敬、武田梨奈、青山フォール勝ち。

「いざなぎ暮れた。」の公開記念舞台挨拶が、2月21日に島根・松江東宝5で開催され、キャストの毎熊克哉、武田梨奈、青山フォール勝ち(ネルソンズ)が登壇した。

毎熊と武田がダブル主演を務める本作は、太古から続く諸手船神事(もろたぶねしんじ)が行われ、“神様に一番近い港町”と呼ばれる島根県松江市美保関町を舞台とするロードムービー。崖っぷちの男・ノボルが、親戚から金を奪うため、恋人のノリコとともに美保関町にやって来ることから物語が展開していく。

撮影地である松江で、この日から先行上映を迎えた本作。約1年前の撮影について、ノボル役の毎熊は「美保関は初めてで、すごくちっちゃいところだよ、と聞いていましたが、本当にちっちゃくて(笑)。滞在期間3日くらいで少なかったんですが、その間にほぼ美保関は制覇したかなと。よそ者ですが、ちょっと知った気になっちゃいましたね」と笑う。ノリコ役の武田は、キャバクラ嬢という役柄について「以前キャバクラのお店でのシーンを演じたことはありますが、今回は店内でのシーンなどはまったくなく、ノボルくんとの会話だけでキャバ嬢の雰囲気を作らないといけないのが難しかったですね」と振り返った。

「毎熊さんと武田さんと一緒だと、演技の力に引っ張られて気持ちよく演じることができました」と話す青山。「これを機に俳優に転身もありえるか?」と聞かれると、「いやいや! 芸人をもう辞めさせないでくださいよ!(笑) 憧れは確かにありましたが、今回やってみてその気になって、普段のしゃべりもちょっとクールぶってたみたいで、相方に『声がちっちゃい!』って注意されました。俳優気取りになってたみたいで(笑)」と答えた。

舞台挨拶では、映画のテーマにちなみ、それぞれの“セカンドチャンス”に関する質問も。毎熊は「まさに今回の主演映画が自分にとってのセカンドチャンスでした。短編だったものが主演で劇場公開となり、できればこれからもサードチャンスなどに広がっていったらいいな」と回答する。続いて武田は「映画の世界に入りたいけどオーディションで落ち続けていたとき、アクションの仕事をいただいて。もともと空手をやっていたので、それを生かせて『私にはアクションがある!』と思えたのがセカンドチャンスでしたね」と語った。

松江出身の青山は、本作の撮影にあたって、ロケ地にある美保神社に初めて参拝したという。そのおかげで「キングオブコント2019」で初めて決勝に進むことができたそうで「参拝後からけっこう新しい仕事が来るようになりました。この美保神社は『芸事の神様』でもあるということで……。だから皆さんも美保神社まで行かなくても、この映画を観るだけでも、もしかしたらご利益があるかもしれませんよ。まさに“ご利益のある映画”だと思いますので!」とアピールした。

また毎熊、武田、ネルソンズの3人、そして監督の笠木望は、松江観光大使に認定された。舞台挨拶のあとには、その委嘱式も実施。その際、映画祭のためにモナコにいる笠木や、東京にいるネルソンズの岸健之助と和田まんじゅうにテレビ電話をつなぐ場面もあった。松江市長・松浦正敬は、委嘱状と名刺を渡す際、毎熊たちを見つめて「かっこいいですよね!」と感嘆。毎熊は「まさか観光大使に任命されるなんてびっくりです。何が僕にできるかと考えると、仕事をさらにがんばって、紹介する意味がある人間になることではないかなと、思っています。ありがとうございました」と挨拶した。

「いざなぎ暮れた。」は松江東宝5で先行上映中。3月20日には東京・テアトル新宿で公開される。

(c)2018「いざなぎ暮れた。」製作委員会

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