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RAISE A SUILENに聞く、バラバラな個性がバンドの“強さ”になるまで THE THIRD(仮)からの挑戦の日々を振り返る

リアルサウンド

20/8/19(水) 12:00

 『BanG Dream!』シリーズを引っ張る第3のバンドとして、リアルライブの現場から活動をスタートし、後にアニメシリーズや『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(略称:『ガルパ』)にも登場。今やシリーズにとって欠かせない存在となったRAISE A SUILEN(以下、RAS)。彼女たちが、自身にとって初のアルバム『ERA』を完成させた。

 THE THIRD(仮)という、シリーズのバックバンドとしての経験を前身に持ち、同じバンドとは思えないほど個性溢れるメンバーが巻き起こす化学反応で人気を集めてきた彼女たち。Raychell(Ba/Vo、レイヤ役)、小原莉子(Gt、ロック役)、夏芽(Dr、マスキング役)、倉知玲鳳(Key、パレオ役)、紡木吏佐(DJ、チュチュ役)の5人にこれまでの歩みと、1stアルバムに込めた想いを聞いた。(杉山仁)

「RASの個性をみんなでつくり上げている感じがすごくします」

ーー『ERA』はバンド結成から現時点までの集大成的作品になりますが、THE THIRD(仮)として活動を始めて、RASとして5人組バンドになったとき、みなさんはどんなことを感じていましたか?

紡木吏佐(以下、紡木):最初にみなさんと顔合わせをさせていただいたときは、まだバンドの方向性がどんなものになるかも分からない状態で、みなさんが集まっている会議室のドアを開けた瞬間に、「ええ……?!」とびっくりしたのを覚えています。というのも、そこにいたのはとても可愛らしい方から、美しいレディまで本当に色々で……「これは一体、どういうバンドなんだ?!」と、余計にバンド像が分からなくなってしまったんですよ(笑)。

Raychell&小原莉子(以下、小原)&夏芽&倉知玲鳳(以下、倉知):(笑)。

ーー確かに、みなさんは性格もキャリアも様々な方々が集まったバンドという印象ですね。

Raychell:みんなそれぞれにタイプが全然違うので、私も最初は「このメンバーで、バンドができるのかな?!」と思いました(笑)。でも、今思うと、RASってそれぞれに何か長けているものを持ったメンバーが集まったバンドで、だからこそいいんだな、と思うんです。一緒にライブや演奏をしていても、「みんな、本当にすごい」と、改めてメンバーのことを尊敬することも多くて、たとえば、玲鳳ちゃんだったらダンスが得意なので、「パフォーマンスは任せて大丈夫だな」と思ったり、吏佐ちゃんなら「この曲のこの部分は、DJは手が自由だから、この曲では煽ってもらおう」と思ったり。それぞれの個性や特徴に合わせて、「じゃあ、こんなこともできるかもしれないね?」と、みんなで考えていけた部分がすごくあると思います。

ーーそれぞれの個性が違うからこそ、できることの幅も広がっていったということですね。

Raychell:(小原の方を見ながら)ギターを背中で弾けるメンバーもいますしね。

小原:(笑)。でも私の場合、RASに入ってからはじめたプレイスタイルが8割くらいで、自分にとっても新しく挑戦することばかりなんです。これはみんなそういう部分があるはずで、RASだからこそ、今までやってこなかったプレイをはじめることも多々あると思うんです。そういう意味でも、RASの個性を、みんなでつくり上げている感じがすごくします。たとえば、Raychellさんの歌い方も、RASの前にソロで活動していたときと今とは全然違っていて、「RASに合わせて変えてくれているんだ」って感じたりもしました。

「RASの血液はRaychellさんの歌」

ーーなるほど。他にもRASに入って初めて挑戦したことがあれば教えていただけますか?

倉知:私の場合は、バンドで演奏をすること自体がRASや前身のTHE THIRD(仮)が初めてで。初めてイヤモニをつけて演奏をしたのが、下北沢GARDENでの『THE THIRD(仮)1stライブ』でした。そのとき、「ボーカリストさんの歌声があることで、こんなに曲に感情が入るんだ……!」とすごく思ったのを覚えています。私の中では、RASの血液はRaychellさんの歌だと思っているんですけど、その血液が、そのとき私にも通ったというか。「バンドってこういう感じなんだ!」と衝撃を受けたし、「すごく楽しいな」と思えた瞬間でした。

夏芽:私はRASに入る前は、バンドをやったり、サポートドラマーとして活動したりしていました。THE THIRD(仮)はバックバンドとしてはじまったので、そういう意味では初めての経験ではなかったんです。でも、エレガさん(Elements Garden)の作る曲はどの曲も素晴らしいですけど、同時にどの曲もほんとにハードで難しくて、すごく激しい曲もありますし、色んな要素がポンポン! と次々に出てくるので、それは初めての経験でした。アニソンって、演奏するのもとても難しい音楽なんです。RASでの活動を通じて、そういう面でも鍛えられた印象がありますね。

紡木:私にとっては、『BanG Dream!』で経験させてもらったことのほぼ9割が初めてで、DJもラップも初めてですし、メンバーの中でも、私だけが本当にド素人で(笑)。なので、初めてDJをするところからはじまって、みなさんの足を引っ張らないように頑張らないと……という気持ちでずっと活動を続けています。日々鍛錬あるのみ、という感じです。

Raychell:でも、そのラップも今やRASの個性のひとつになっていますよね。

紡木:チュチュのラップは、チュチュの気持ちに寄り添っている内容なので、「チュチュはきっとこんな気持ちかな」と、その感情を想像することで、挑戦できている気がします。紡木吏佐として歌っていたら、きっといまだにラップはできていないと思うんです(笑)。煽るような雰囲気でラップができるのは、チュチュのキャラクターがあってこそですから。

倉知:私の場合も、表現するときの選択肢がいくつかあったときに、「パレオちゃんだったらこうするよね」と考えて決めています。それはやっぱり、メディアミックスプロジェクトならではの魅力ですよね。

ーーリアルライブから誕生したバンドでありながら、そこからキャラクターが生まれたことで、それぞれのキャラに寄り添うようにもなっていったんですね。

夏芽:そうですね。RASはリアルライブが先に始まったので、私たちに寄せてキャラクターを作って頂いた部分もあると思うんですけど、たとえば私は私で、演奏するときにマスキングを意識した表情でプレイしたりと、お互いに影響を与え合っている感覚があります。

Raychell:私も、キャラクターの性格や歌い方が分かってきてからの方が、「じゃあ、こういう歌い方に変えられるな」「レイヤだったらこうするな」と、色んなことを考えられるようになりました。ライブはもちろん、舞台にしても、自分が担当するキャラクターについて「こんな面もあるんだ」と、みんなそれぞれに理解が深まってきたと思うので。私自身も、レイヤがなぜ、あんなに花ちゃん(花園たえ)のことを気にかけるんだろう、ということが今は分かっているので、その気持ちを表現したり、レイヤを演じること自体が、より楽しくなっていますね。

「舞台では声だけではなく仕草も演じることになる」

ーーでは、アルバムまでの活動の中で、特に印象的だった思い出は?

Raychell:初めてキャラクターを背負って立たせていただいた日本武道館でのTOKYO MX presents「BanG Dream! 7th☆LIVE」DAY2:RAISE A SUILEN「Genesis」は、私がミュージシャンとしても目標としていたステージのひとつでもあって、すごく感慨深かったです。

ーーRaychellさん自身にとっても、レイヤにとっても大切なステージだったんですね。

Raychell:そうですね。あのときは、10日ほど前から緊張して、全然寝られなかったです……。考えるだけで涙が出てくるくらい、本当に緊張していたので。

ーーステージを観させていただいていると、まさかそんなに緊張していたとは想像できないくらい、とても堂々としたパフォーマンスのように見えていました。

倉知:私も、Raychellさんが緊張していたなんて全然分からなかったです!(笑)。

Raychell :(笑)。あのときは、「BanG Dream! 7th☆LIVE」日本武道館3DAYSの2日目をRASが担当する形で、私たちの日だけ、ギリギリまで客席が埋まらなかったりもしたんです。でも、私たちのことを知らない方々がたくさん観てくれると思っていたので、全力で自分たちらしいライブをして、私たちらしさを見せよう、と思っていたのを覚えています。

紡木:私の場合は……本当に全部が大切な思い出ですけど、『Animelo Summer Live 2019 -STORY-』に出られたことは、特に印象的でした。もともと地元の沖縄では、大きなライブがたくさんあるわけではなかったので、『アニサマ』の放送を観ながら「素敵だなぁ」と憧れていて。そうやってTVの画面越しに、一高校生として観ていたステージに、自分がメンバーと一緒に立って演奏しているというのは、一生忘れられない思い出になりました。

倉知:私は最近の話になるんですけど、舞台(『We are RAISE A SUILEN~BanG Dream! The Stage~』)の準備期間中に、1カ月間、毎日一緒に過ごしたことですね。その中で、メンバーの距離がまたぎゅっと近づいたように感じたんです。ひとつの家族みたいというか、今思い出しても、ほっこりと心が温まるような時間でした。

ーーメンバーの関係性が、そこでさらに変わっていった感覚があったんですか?

Raychell:まぁ、関係性自体はあまり変わっていないと思うんですけどーー。

倉知:Raychellさんは、お母さんみたいでした(笑)。ジャーキーおにぎりをつくってくれたりして。

紡木:そうそう。チュチュちゃんがジャーキーおにぎりが好きなので、私が舞台で実際に食べるシーンがあるんですけど、「それなら、実際にジャーキーおにぎりを食べてみた方が、演じるときにもイメージしやすいんじゃない?」って、作ってくださったんです。

Raychell:だって、ジャーキーおにぎりってなかなか食べる機会がないじゃないですか?

紡木:(笑)。その優しさがすごく嬉しかったですね。

小原:私も、舞台のことが思い出ですね。『BanG Dream!』プロジェクト全体でも、舞台は初めての試みでしたし、舞台では声だけではなく仕草も演じることになるので、「あっ、ロックってこういう仕草をするよね」と色んなことに気づきましたし、演じているみなさんが、どんなふうにキャラクターに向き合っているのかも知れて、すごく勉強になりました。

夏芽:私は、『THE THIRD(仮) 1stライブ』ですね。私はもともとバンドも経験していて、その当時は下北沢GARDENの会場をいっぱいにすることはできなかったんです。でも、あのとき、お客さんがぎゅうぎゅうに集まってくれて。ステージに出た瞬間に、白色のライトが一面に広がっている景色は、本当に印象的でした。それに、あの日は大塚紗英ちゃんがサポートで参加してくれていて、莉子ちゃんがバンドに加わった日でもありますけど、その出来事は、後にアニメでも描かれましたよね。そういう意味でも、すごく大きいライブだったんだな、と。そこから、『THE THIRD(仮)2ndライブ』では、紡木吏佐ちゃんが加わって、「THE THIRD(仮)、終わります」からの「RAISE A SUILENはじめます」という発表をして。会場のみなさんの「えーっ?!」「おおー!!」という声が聴けて、それもすごく嬉しかったです。そんなふうに、RASになっていく過程のことが思い出深いですね。

「なんちゅう治安の悪い曲だ……!」と思いました(笑)

ーーそして今回、みなさんのこれまでの楽曲が詰まった1st アルバム『ERA』がリリースされました。まずはアルバムで初音源化となる楽曲について、色々と聞かせてください。3曲目の「SOUL SOLDIER」は、昨年末のライブ『THE CREATION~We are RAISE A SUILEN~』で一足先に披露されていた楽曲ですね。

Raychell:この曲は、ベースが5弦で、ギターが7弦で、重厚感がある曲で。RASにとって、ライブに欠かせない1曲になっていく気がします。歌としても、ローからハイまで気を遣っているんですけど、すごくかっこよくて大好きです。

紡木:最初に聴いたときは、「なんちゅう治安の悪い曲だ……!」と思いました(笑)。RASの中でも過去一で治安が悪い曲と言いますか(笑)。

Raychell:あと、この曲はラップも印象的ですね。

紡木:この曲のラップは、すごく難しかったです。それまでのラップは、気合で乗り切るような、リズミカルなものが多かったと思うんですけど、この曲はもっと語るような雰囲気で。

倉知:それに、RASの曲って、これまではド派手なシンセを使う曲が多かったと思うんですけど、この曲の場合は、メロを弾くのではなくて、曲を支えるようなピアノが鳴っていて。特に2番のAメロは、よく聴いていただくと、後ろでちょっとジャジーなピアノが鳴っているんです。そういう意味でも、また新しい雰囲気の曲になっていると思いました。

ーー初期の頃のRASの楽曲は、EDM風のド派手なシンセが印象的な楽曲が多かったと思いますが、今のRASにはそうではない曲も生まれてきている、ということですね。

倉知:そう思うんです。たとえば、(デビュー曲の)「R・I・O・T」もそうですけど、初期の曲って今よりもっとシンプルで、分かりやすく派手な曲が多かったですよね。

Raychell:この変化はきっと、スタッフさんがライブや色々な活動を楽曲を観てくださる中で、「RASならこんなこともできるんじゃないか?」と、新しい挑戦をくださってきたからこそだと思います。サウンドも初期から比べると随分変わっていますし、1曲の中に色々なサウンドが入っているのも、その影響が大きいんじゃないかな、と思います。Elements Gardenの上松(範康)さんも、ライブに来てくださったときに「次はこういうこともできるかもしれない」「さらに速いテンポの曲を作ってるよ」と言ってくれたりするんですよ。

「『Beautiful Birthday』は“愛”や“感謝”を伝える曲」

ーー6曲目の「Beautiful Birthday」はどうでしょう?

Raychell:この曲はアニメ『3rd Season』の11話と13話で使われた曲ですけど、アルバムに収録されているバージョンは、チュチュも入った13話のものですね。この曲については、パレちゃん(パレオ)に話してもらいましょう!

倉知:これまでRASの曲はチュチュが作ってきましたけど、この曲はアニメ「3rd Season」11話でメンバーからチュチュに送った楽曲です。13話のバージョンでは、それをチュチュがさらに編曲して、RASのみんなで作った楽曲にしていて。舞台でも、毎公演演奏させていただいたんですけど、演奏するたびに、アニメを思い出したり、チュチュの気持ちを想像してうるっと来ました。

ーーRASというバンドがひとつにまとまる瞬間にかかわっている、大切な曲ですね。

紡木:そうですね。プレゼントされた曲を私が演じるチュチュが編曲し直すとき、彼女がラップ調のセリフを追加していて。英語でしれっと加えている言葉を日本語にすると、「私もあなたが好きよ」「あなたに会えて幸せよ」と言っているんですよね! チュチュは性格上、そういうことをあまり言えない子なのですが、「音楽を通すと人はこんなに素直になれるんだ」と改めて思いますし、「素直なチュチュだよ……」と思いながら演奏しています。

Raychell:この曲は、RASの曲では珍しく「愛」や「感謝」を伝える曲なので、私も他の曲に比べて柔らかい雰囲気で歌うことを意識していますね。

ーーRASがこんな曲を歌うのは、初期には考えられなかったことかもしれません。

Raychell:そうですよね。RASのメンバーと出会えたことや、そのメンバーに出会わせてくれたチュチュに対する感謝を歌う曲で、毎回新鮮な気持ちで歌える楽曲です。実はこの曲、私の歌自体も、11話と13話でバージョンが違うので、13話の方は、「5人揃っている」ことを意識した歌になっています。その辺りも、聴き比べてもらえると嬉しいですね。

ーーでは、9曲目の「!NVADE SHOW!」はどうでしょう?

紡木:この曲は、RASにとっての「第二の動物園」のような曲だと思っています(笑)。これは、私なりの誉め言葉なんですけど、「HELL! or HELL?」のように、それぞれの個性が爆発するような、暴れに暴れている楽曲というか(笑)。そういう意味では、まさに「第二の動物園」で(笑)、ド頭からすごくキャッチーですし、ずっとサビみたいな曲だと思います。

Raychell:デモをもらったときは衝撃的でした。「どういうことなんだ……?!」って(笑)。

ーー(笑)。しかも、この曲はみなさんにとって初めての『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』発の楽曲ですね。もともと、RASの結成当初、アニメやゲームにも登場するという話はあったんですか?

Raychell:いえ、なかったです。むしろ、その時点では、スタッフの方から「RASは『ガルパ』には出ないです」と説明されていて。でも、みなさんからいただいた声や愛のおかげで、今の私たちがあるんですよ。

ーーそしてもう1曲、10曲目の「REIGNING」は、7月に上演された舞台『We are RAISE A SUILEN~BanG Dream! The Stage~』用に書き下ろされた楽曲になっています。

夏芽:歌詞に〈We Are RAISE A SUILEN!!!!!〉というフレーズが入っているところがすごく好きです。私は、この5人でRASとして活動出来て本当によかったと思っていて、この5人で集まれたからできたことがたくさんあると思っていて。そういうことも全部含めて、(舞台の題名にもなった)このフレーズを聴くと、「これが私たちだ」という気持ちになります。

Raychell:もともと、RAISE A SUILENという名前には、御簾を上げて表舞台に立つという意味が込められていますし、この間の舞台で初めて明かされたことなんですけど、それぞれのキャラクターの名前にも、それぞれに意味が込められているんです。そういう意味でも、実はそれぞれが抱えているものは、すごく熱いものがあって。特にこの曲は、舞台の様子もあわせて観てもらえれば、よりエモさを感じられる曲だと思います。

「世界の舞台に立つのがバンドとしての目標」

ーー逆に過去曲の中で、特に思い出深い楽曲といいますと?

小原:それは選べないですね。どれも素敵な曲なので……。でも、たとえば、「R・I・O・T」は私たちが初期からずっと演奏してきた曲ですし、もしこのタイミングで知ってくださった方がいるなら、RASの最初の曲として聴いていただきたいな、と思います。

倉知:「R・I・O・T」は、演奏する場所によって乗る気持ちが違うと思っていて、たとえば、舞台の演劇パート中にやった「R・I・O・T」と、その後にライブパートで演奏する「R・I・O・T」では、りこぴん(小原さん)が弾くギターパートが変わっていたりしますし、THE THIRD(仮)のときは、りこぴんと大塚紗英さんがギターを弾いていて。そんな風に、色んな形がある曲だな、と思います。そういう意味でも、思い出の曲ですね。

Raychell:Roseliaさんが歌ってくれたこともあったよね。

ーーこれまでに色んな「R・I・O・T」があって、そのすべてが大切だということですね。みなさんはバンドのこれまでや、今のRASでの活動にどんな魅力を感じていますか?

Raychell:私はこのプロジェクトに本当に救われたと思っていて、「RASに入っていなかったら、もしかしたら歌を辞めていたかもしれない」と思うくらい、ここにいられることや、この5人で活動できることが、すごく幸せだと思っています。もちろん、まだまだ私たちのことを知らない方はたくさんいますし、「R・I・O・T」の歌詞にもあるように、私たちは世界の舞台に立つのがバンドとしての目標でもあるので、もっともっと色んなところに行って、『BanG Dream!』の魅力を伝えられたらいいな、と思っています。

小原:今のように「自分の特技(ギター)を生かして役を演じられる」ことって、なかなか珍しいことだな、と思います。声だけでなく、全身で演じられる喜びを感じているので、これからも全力で活動していきたいと思っていますね。

夏芽:私はもともとアニメやゲームが大好きでしたし、バンドをやっていた当時に叶えたかった夢もたくさん叶えさせていただいて、このメンバー5人でよかったな、と、本当に思います。RASって、5人のタイプがバラバラらからこそ、本当に微妙なバランスで、上手くかみ合ったバンドだと思っているんです。それって本当に奇跡的なことですし、だからこその爆発力が、このバンドにはあるのかな、と思っていて。これからも、そんなみんなのいいところを伸ばしつつ、RASとしての魅力を爆発させていきたい、と思います。世界に向けて!

倉知:『BanG Dream!』との出会いは声優になる前のことで、その頃から色んな方々の姿を「すごいな」と観ていたので、まずはそのコンテンツに関われていることがすごく嬉しいです。最初は、そこに自分が関わるのは大丈夫かな、と不安を感じたり、責任を感じたりもしたんですけど、やっぱり、このメンバーと音を合わせるのは楽しいんです。RASと出会ったことで、「人生の水分」じゃないですけど、RASがあるからこそ自分の毎日が潤ってるなって思います。

紡木:私はずっと声優になりたくて、事務所に所属してもなかなかお仕事がいただけずに、気づけば大学3年生になったりしていたので、私にとって『BanG Dream!』は、本当に人生が「バーン!!!!」と、ちゃぶ台をひっくり返したように変わった作品だと思います。プロの方々と同じバンドメンバーとして、日本武道館のような大きな会場で、しかもまさか自分がDJとしてステージに立っているなんて、紡木吏佐の人生は「一体誰が想像できたでしょうか……!!」という物語になってきておりまして(笑)。自分でもまだまだ追いつけていない部分もあるんですけど、「本当にありがとうございます」という気持ちなので、これからも日々精進していきたいと思っています!

■リリース情報
RAISE A SUILEN
1st Album『ERA』
2020年08月19日(水)
Blu-ray付生産限定盤:11,000(本体)+税
通常盤:3,200(本体)+税

<収録内容>
[CD]
1.Invincible Fighter
2.A DECLARATION OF ×××
3.SOUL SOLDIER
4.UNSTOPPABLE
5.HELL! or HELL?
6.Beautiful Birthday
7.Takin’ my Heart
8.DRIVE US CRAZY
9.!NVADE SHOW!
10.REIGNING
11.EXPOSE ‘Burn out!!!’
12.R・I・O・T

[Blu-ray]※Blu-ray付生産限定盤のみ
[Disc1]
「Heaven and Earth」DAY1
1.A DECLARATION OF ×××
2.R・I・O・T
3.UNSTOPPABLE
4.Don’t be afraid!
5.Hey-day狂騒曲(カプリチオ)
6.激動

-Guest:Pastel*Palettes 丸山彩役 前島亜美-
7.天下トーイツ A to Z☆
8.しゅわりん☆どり~みん
9.Wonderland Girl
10.もういちど ルミナス
11.きゅ~まい*flower

Raychell+大塚紗英+夏芽
12.Are you ready to FIGHT

-Secret Guest:Poppin’Party 花園たえ役 大塚紗英-
13.ナカナ イナ カナイ
14.R・I・O・T(RAISE A SUILEN+大塚紗英)

15.Takin’ my Heart
16.DRIVE US CRAZY
17.Invincible Fighter
18.EXPOSE ʻBurn out!!!ʼ

[Disc2]
「Heaven and Earth」DAY2
1.Invincible Fighter
2.R・I・O・T
3.UNSTOPPABLE
4.1/3の純情な感情
5.EXPOSE ʻBurn out!!!ʼ

-Guest:ハロー、ハッピーワールド! 弦巻こころ役 伊藤美来-
6.ハイファイブ∞あどべんちゃっ
7.キミがいなくちゃっ!
8.えがおのオーケストラっ!
9.ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!
10.えがお・シング・あ・ソング

Raychell+大塚紗英+夏芽
11.Are you ready to FIGHT

-Secret Guest:Poppin’Party 花園たえ役 大塚紗英-
12.ナカナ イナ カナイ
13.R・I・O・T(RAISE A SUILEN+大塚紗英)

14.Takin’ my Heart
15.Glee! Glee! Glee!
16.Y.O.L.O!!!!!
17.DRIVE US CRAZY
18.A DECLARATION OF ×××

ENCORE
19. UNSTOPPABLE

[ブックレット]※Blu-ray付生産限定盤のみ
全52P

BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト

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