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米津玄師、楽曲制作と自身の哲学に通ずることを明かす「調和を持って生きていかなければ」

リアルサウンド

19/9/12(木) 12:03

 米津玄師が、9月11日放送の『news zero』(日本テレビ系)に出演。これまで制作した楽曲や、音楽・人生で大切なスタンスについて語った。

(参考:米津玄師、嵐、ブルエン、ラストアイドル、Happiness……聴き手の気持ちを高ぶらせる新作) 

 まず米津自身がプロデュースをおこなった「パプリカ」について、「家の子供が」「家の甥っ子が」と踊っている動画をいくつも見せてもらったことを振り返り、「嬉しいと同時にとんでもない現象だなと思った」と当時の心境を語る。本楽曲は、米津自身が小学生くらいの頃に山の中ではしゃぎ回っていた記憶を手繰り寄せながら制作したことを明かした。

 「パプリカ」のようにこれまでは、自身の経験を元に楽曲を制作してきた米津。ラグビーがテーマのドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)の主題歌となっている新曲「馬と鹿」はこれまでの楽曲とは違い、近年の中で一番大変だったと語る。その理由は、今までスポーツを注視したことがなかったからだという。そこで米津は夜な夜な配信されている試合を見たことを明かし、「こういう人たちが戦い合っている、その美しい姿をどういうふうに音楽に落とし込むことができるだろうと、ずっとそのことだけ考えたりしていました」と話した。

 米津は試合を見ていく内にスポーツの魅力に気付き、「スポーツというものを自分の中に取り入れた時に果たしてどういう音楽が自分の中からでてくるのかな、そういう興味がこの曲を作った原点」と楽曲の作成秘話を語った。さらに「音楽を作るにおいても日々を生きていく中で、自分に今足りないものはなんなのか、何が足りなくて何を補充すればいいのか」と考えながら生きてきた、と思いを明かした。

 また、『馬と鹿』に収録されている「でしょましょ」については社会に対しての危機感を歌ったことを明かす。通り魔や京都アニメーションの放火事件など、せい惨な事件が多発している社会に対して「とんでもない時代に突入したんじゃないか」という思いから本楽曲を作ったという。米津は、事件に対してSNS上で拡散されていく様々な意見に対して「口にするのもはばかられるような悪辣な言葉がSNSのみんなの言葉としてバーっと流れてきたりして、それに対して自分はどういうスタンスで今を生きるべきなのかな、とすごく考えながら作った曲かもしれない」と楽曲が生まれた経緯を語った。

 また、1人の人間として米津がもっとも大切にしているスタンスについて「自分が思ってることと全く真逆の事を考えてる人間が対岸にいたときに、その対岸にいる人の主義主張みたいなものを一回引き受けてみる、それくらいの余裕は絶対に持って生きたい」と語り、「調和を持って生きていかなければならない、人間は1人では生きていくことはできないので」「ポップソングを作る時のスタンスに近い」と話す。そして、「ひたすら中間というか、真ん中には何があるのかを探し当てる、自分にとって音楽を作る上でも日々生きていく上でも一番大事なことなのかな」と楽曲制作が自身の哲学にも通じることを語った。(向原康太)

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