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佐野岳と中川大志が体を張る! 『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』に漂うクレイジーな魅力

リアルサウンド

19/2/1(金) 6:00

 茂呂(佐野岳)と藤枝(中川大志)の2大イケメンが活躍を見せた『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)第4話。今回の依頼人はとある理由で嫌がらせを受ける佐久間一家だ。家の外には嫌がらせの張り紙をされ、妻の佐久間京子(原田佳奈)は階段から突き落とされそうになるなど事件はエスカレートしていく。依頼を受けた危機管理チームは、ママ友ネットワークや、体を張った方法などあらゆる手段を駆使して事件を解決に導くのであった。

【写真】体を張った茂呂(佐野岳)と藤枝(中川大志)の名シーン

 第4話で氷見(竹内結子)は単独行動で事件解決に華を添える。さらに藤枝は佐久間の子どものことを気にかけ、子どもの姿から事件を解決に導いた。普段はチームで動く危機管理チームも、今回は一見まとまりがないように動いている。しかし実は壮大なシナリオを描いた氷見が問題を解決へと導いており、真相が解明されていく様子は絡まった糸が解けるかのような爽快さがあった。また事件とは別の軸で、氷見と茂呂に怪しい空気が流れていることもスパイスになっただろう。

 茂呂はフリーライターをしており、氷見らが第1話で助けていた東堂(泉里香)という元アナウンサーの勤める出版社に出入りしている。イケメンの無骨なライターとして、氷見と与田(水川あさみ)から目をつけられているが、第4話にして本性が見え隠れする。氷見の調べによると茂呂は住所がなく、謎が多い。そして何度も氷見を呼び出しては、氷見の過去の事件や職歴について探る。今までは居酒屋やラーメン屋などひらけた場所で会っていたが、今回はホテルで密会しているなどさらに怪しい雰囲気に。しかも茂呂は全裸でシャワーを浴びていたのだ。茂呂を演じた佐野岳は見事な肉体美を披露しつつ、竹内演じる氷見との心理戦を楽しむ大人なシーンとなっている。佐野の代表作といえば『仮面ライダー鎧武/ガイム』。子供にとっては憧れの存在のヒーローだ。しかし26歳の今、無精髭を生やし、無骨なライターを演じている。爽やかなヒーロー像から大きく舵を切った芝居となるが、落ち着きのある佇まいが竹内結子とお似合いで色香漂う魅力的なシーンとなった。

 また、今回は佐久間怜(南出凌嘉)を説得するシーンで見せた藤枝のセリフも注目してみてほしい。個性的なメンバーばかりの鈴木法律事務所について「居心地が良い」と説明し、個性があることは悪ではないと話す。これだけ個性が強くとも、楽しそうに働く鈴木法律事務所を見ていると、思わず「少しクレイジーなくらいが魅力的だ」と感じてしまう。藤枝のセリフは怜にはもちろん、視聴者にも強く響くものであったろう。

 ようやく氷見ら危機管理チームについて具体的なエピソードが出始めた第4話。事件に絡むエピソードも一筋縄ではいかない問題が増えてきた。問題が出揃った時、氷見らはどう動くのか。あざやかな切れ味を見せてほしい。

(Nana Numoto)

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