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NMB48 梅山恋和&山本彩加、Wセンターで挑んだ『だってだってだって』への思い 良きライバルとしての関係性も語る

リアルサウンド

20/8/19(水) 12:00

 NMB48が8月19日に23rdシングル『だってだってだって』をリリースする。

 センターを務めるのは、梅山恋和と山本彩加の2人。ダブルセンターのフォーメーションが取られるのは、2014年リリースの10thシングル『らしくない』以来、約6年ぶりだ。山本彩と渡辺美優紀による「さやみるきー」、矢倉楓子と白間美瑠の「ふぅみる」に続く、梅山と山本の「梅山本」と本格的な新時代の到来を感じさせる。

 さらに各シングルには、各チーム曲に加え、白間美瑠のソロ曲「イケナイコト」、村瀬紗英ソロ「イミフ」、梅山、山本、上西怜の5期生ユニット・LAPIS ARCH「好きになってごめんなさい」を収録。今年10月に結成10周年を迎えるグループを象徴する、今の、これからのNMB48が詰まったシングルだ。

 リアルサウンドではリリースを記念して、2回にわたりNMB48のメンバーインタビューを掲載。今回は梅山と山本が登場し『だってだってだって』についてのエピソードに加え、ダブルセンターを告げられた当時の赤裸々な心境や互いに意識し始めたライバルとしての関係性、MV公開から4カ月経っての発売となった“今”の思いを聞いた。(渡辺彰浩)

良きライバル関係として歩んできた“梅山本”としてのダブルセンター

ーーまずは、「だってだってだって」のダブルセンターを告げられた時の心境を教えてください。

山本彩加:まず、それぞれ一人ずつ呼ばれてセンターを務めることを知らされました。今までの選抜発表は、一斉にメンバー全員に連絡で伝えられていたので、個別に呼ばれることがなくて、「何か怒られるの……?」と心配になりました(笑)。なので実感がない状態で(センター抜擢の)話を聞いていて。もちろん嬉しかったんですけど、本当にびっくりし過ぎていたので、スタッフさんに「本当に嬉しいの?」と言われてしまったくらいに喜びを上手く表現出来ていなくて。でも、ずっとウキウキはしていましたね。

梅山恋和:私も呼び出されたことにびっくりしてしまって、「なんやろう……?」と思っていたんですけど、ダブルセンターと聞いて、ファンの方にも宣言していたくらい、ずっと目標にしていたことが叶って嬉しかったです。しかも、あーやん(山本)とダブルセンターということで、もっと頑張らなきゃと思いました。

ーーNMB48のダブルセンターは、「さやみるきー(山本彩と渡辺美優紀)」や「ふぅみる(矢倉楓子と白間美瑠)」と代々グループを牽引してきた先輩方が務めてきたポジションです。ふぅみるがセンターを務めた「らしくない」が2014年リリースですので、ダブルセンターは今回の「梅山本」で6年ぶりになります。

山本:個人的には「らしくない」の時のことを意識していたわけではなかったのですが、ずっとアイドルとしての目標に“シングルのセンター”を掲げてきていたので、今回一つ目標が叶えられました。初期の頃はそんなことはなかったんですけど、月日が経つにつれて良きライバル関係として歩んできた恋和と“梅山本”としてダブルセンターを出来たのは嬉しかったです。

ーーライバルという感情は段々と芽生えてきたんですか?

山本:最初はそんなことは思っていなかったんですけど、段々と立つ場所も環境も近づいてきて、お互いのことを意識し始めるようになってからですかね。

梅山:私も以前はそこまで意識はしていなかったんですけど、同じユニット曲でもシンメトリーに立つこともあったりして、そういった時にあーやんを意識することが多くなっていきました。

ーー5期生の同期で加入して4年が経ちますが、お互いの印象も変わってきましたか?

山本:恋和に初めて会ったときは、“ヤンキーギャル”みたいな感じかなと思っていたんです(笑)。話をするにつれて、“不思議ちゃん”な一面もあるんだと感じるようになりました。でも、恋和を知れば知るほど、先のことまでちゃんと考えていたり、研究しているんだと気づいて。今では尊敬していますね。

梅山:あーやんは出会った時からキラキラしていて、笑顔も可愛くて、いい意味であまり変わっていないなと思うんです。最初からしっかりしていて、5期生をまとめてくれていたりしたので、自分に精一杯なのにも関わらず周りを見ていて、ずっとすごいなと思っています。

ーーそんな2人がダブルセンターを務める「だってだってだって」ですが、どのような楽曲になりましたか?

梅山:恋する女子高校生が、大好きな男の子に伝えたいけど伝えられない気持ち、もどかしい気持ちをストーリー仕立てに描いた歌詞と、ポップで可愛い曲調になっています。キュンキュンしながら聴いていただきたいなと思います。

山本:爽やかなアイドルソングで、これまでのNMB48にはあまりなかった曲調だなと思っています。女性の方も共感してくださる歌詞になっていると思うので、「こんなこともあったな」とか「青春だな」と感じて聴いてもらえたら嬉しいなと思います。

ーーサビのダンスは真似しやすい振付ですよね。手がけたのはNMB48にはお馴染みのCRE8BOYさんです。

山本:〈なんでなんでなんでなんで〉という歌詞の部分のツッコミを入れているような振付や、ずっと指をクルクル回している部分がが、ファンの方もマネしやすい振付になっているので、みなさんにも踊ってもらいたいですね。

ーーMVもドラマ仕立ての映像になっています。ポイントや好きなシーンはありますか?

山本:今まではメンバーの可愛い表情を収めたMVが多かったんですけど、今回はドラマ仕立てなので、メンバーそれぞれの役としての表情だったり、実際にメンバー(渋谷凪咲)がカメラマンを演じて、その映像が本当にMVに使われていたりしています。個人的には、落ちサビの部分で、一人で靴箱の前で歌っているシーンがあるんですけど、そこは監督さんから「感情を込めて、泣いちゃってもいいから」と言われて、実際に涙を流したことが印象に残っていますし、そこも注目して観ていただきたいですね。

梅山:2番のサビで、あーやんと舞台で踊るシーンがあるんですけど、そこはお互いの負けず嫌いなところが出ているというか、2人とも強い表情をしていて、だけど最終的にはその空気感も楽しくなってしまって。私たちの本当の関係性が出ていて素敵だなと思っています。

ーー先輩や同期のメンバーが2人を支えている画も印象的です。

山本:私たちのような学生役とスタッフ役のメンバーがいたんですけど、その関係性が実際の普段のメンバーの関係性にも近いんです。厳密には演じている役は違うんですけど、普段の関係性も見られるようなMVになってるなと思います。

梅山:アカリン(吉田朱里)さんがメイクさんの役をしていたり、メンバーに合った役になっているなと思いました。

ーー白間美瑠さんはダブルセンターの先輩ですが、何か話したりはしましたか?

山本:特にこれを話したというのはないんですけど「この楽曲が梅山本にすごい似合っているね」と言っていただけて嬉しかったです。

ーーポジション的には白間さんが後ろにいるのも頼もしいんじゃないですか?

山本:そうですね。緊張しました(笑)。

【MV】だってだってだって / NMB48

会えない期間があったからこそ、メンバーとファンの絆がもっと深まった

ーー4月12日にMVが公開されて、CDの発売は新型コロナウイルスの影響で延期になっていたためやっとリリースに至りました。お2人は、どんな日々を過ごしていましたか。

山本:こういう状況でもありますし、なかなかイベントが開催できない中で、発売延期ということになってしまいました。その間も「だってだってだって」のMVをたくさん観てくださる方がいたり、オンライン個別お話し会でセンターのお祝いをしてくださる方がいて。みなさんの手元にCDを届けられないのはもどかしい気持ちもあったんですけど、私たちとファンの方なりに、いろんなことを共有出来たと思うので、ある意味この時間も大切な時間だなとは思っています。

梅山:お話し会でファンの方とお話が出来たり、YouTubeチャンネル『NMB48の難波自宅警備隊』の配信でみなさんに元気を送れていたんじゃないかなと思うので、こういう会えない期間があったからこそ、メンバーとファンの絆がもっと深まった気もしています。

ーーMV公開の1週間後には「だってだってだって」の#stayhome ver.も公開されました。当時は家を公開するということも、なかなかない試みだったんじゃないですか?

山本:初めてのことでなかなか慣れない部分もあったんですけど、こういった状況の中で、私たちの踊ってる姿を観ていただけてよかったです。みなさんはきっとメンバーのおうちに対して「どんな部屋なんだろう」とか「どんな物を置いてるんだろう」って気になっていると思うので、今までお見せ出来なかったところも新しくまた好きになってもらえたら嬉しいです。

梅山:初めは「(撮影は)部屋のどこにしよう」とか「ここを映そうかな」とか考えたりして難しかったんですけど、ファンの方も観ていてウキウキしてくれると思うし、一人ひとり個性が強くて、メンバーも推しメンのポスターを部屋に貼っていたりするのが見れて楽しいんじゃないかなと思います。

ーーそれは小嶋花梨さんですか?(笑)

梅山:はい(笑)。花梨ちゃんとか(上西)怜ちゃんも。

ーー部屋を初めて見るメンバーもいたんじゃないですか?

山本:そうですね。不思議な気持ちでした(笑)。

梅山:確かに(笑)。

だってだってだって #stayhome ver. / NMB48

ーーシングルにはチームBIIの楽曲「Be happy」も収録されています。

山本:明るくて盛り上がれる楽曲なんですけど、これも今までチームBIIにはなかったような楽曲なので、ライブとか公演で披露できる時がきたら、ファンの方と一緒に楽しみたいです。

ーーライブ映えしそうな楽曲ですよね。センターは?

山本:小嶋花梨ちゃんの初センター曲です。

ーーキャプテンの小嶋さんはお2人にとってどのような方ですか?

山本:同期でグループのキャプテンとして、尊敬するところばっかりで、自分のことだけではなくグループのことを考えてくれているので頼もしいです。一人でたくさん抱えるのはしんどいと思うので、私たち同期が少しでも支えられたらいいなと思います。

ーー小嶋さんは恋和さんのことを「頼もしくなった」って言っていましたよ。(※小嶋花梨の単独インタビューは後日掲載予定)

梅山:えー! 嬉しいです。花梨ちゃんは昔から私のことを可愛がってくれていたり、メンバーの側にいてあげたり、思いやりがとてもあるんです。もっとゆっくりしてもいいのになと思うくらい努力しているので、同期として誇らしいです。

ーーほかにも、LAPIS ARCH(梅山恋和・上西怜・山本彩加)としては「好きになってごめんなさい」が収録されます。原曲は吉本坂46のユニット・CHAOの楽曲です。

山本:今回カバーさせていただきました。MVも近い仕上がりになっていて、CHAOさんとはひと味違う工夫や見せ方をしたのでそこも楽しんでもらいたいです。撮影は凝ったセットの中での一発撮りで大変だったんですけど、可愛らしくて素敵なMVになっています。

ーーCHAOはLAPIS ARCHのライバルにあたるということでいいんですか?

山本:そういう形になっていますね(笑)。

ーーLAPIS ARCHのコンサートも開催延期になってしまっています。

山本:またいつか絶対にライブをしたいと思っているので、今回の配信ライブを見て、次に会える日を楽しみにしていただけると嬉しいです(8月21日に『NMB48 FIRST ONLINE LIVE 2020』の公演の一つとして、LAPIS ARCHの無観客配信ライブが開催される)。

ーー改めて、今回のシングルは10周年を迎えるグループの新章を位置付ける作品だと思います。今後は、お2人がNMB48の先頭を歩いていく存在になります。

山本:NMB48の10周年イヤーに、こうやってダブルセンターの曲をいただけたことはありがたいです。これからは7期生が入ってきてくれたりもするので、私たちがよりNMB48を盛り上げて、さらに勢いをつけて走り抜けて行けたらいいなと思います。

梅山:私たちダブルセンターでのNMB48も広まっていったらいいなと思いますし、これから新しいNMB48が見せられるように頑張りたいなと思います。

ーーちなみに、8月19日の発売日は2人の誕生日とも近いですよね(山本が8月6日、梅山が8月7日)。

山本:そうですね。でも、発売日には誕生日は過ぎちゃっているので……またひとつ大人になります!

■リリース情報
23rdシングル「だってだってだって」
発売:2020年8月19日(水)
 ・通常盤Type-A(CD + DVD) 
価格:¥1,524(税抜)
・通常盤Type-B(CD + DVD)
価格:¥1,524(税抜)
・通常盤Type-C(CD + DVD)
価格:¥1,524(税抜)
・通常盤Type-D(CD + DVD)
価格:¥1,524円(税抜)
・劇場盤(CD)
価格:¥952(税抜)

NMB48 オフィシャルサイト
NMB48 オフィシャルYouTubeチャンネル
NMB48 オフィシャルTwitter @nmb48_official
NMB48 オフィシャルInstagram nmb48_official
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