ハニーボーイ
20/8/3(月)
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主人公は若手ハリウッドスター。仕事は順風満帆だが私生活は荒れていて、PTSDの兆候ありと診断される。そして描き出されるのは、ステージパパと過ごした子役時代――。
脚本は、父親役で出演もしているシャイア・ラブーフ。彼は20代初めで『トランスフォーマー』(2007年)に主演し脚光を浴びたが、当時既にキャリア12年。本作には、そんな自身の体験が投影されている。
もっとも、単なる子役残酷物語ではない。主人公は自らの過去を否定するのではなく抱きしめる。父親が抱えていた内なる葛藤に向き合い、和解していく。『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』など、最近のラブーフは俳優としてまた一回り大きくなったけれど、この映画を観ると、その理由がわかる気がする。
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