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波瑠、『あなそれ』と異なるキャラに「安心しました」 『G線上のあなたと私』見どころを明かす

リアルサウンド

19/10/10(木) 19:40

 10月11日に火曜ドラマ『G線上のあなたと私』(TBS系)のプレミアム試写会&舞台挨拶が行われた。主演の波瑠をはじめ、キャストの中川大志、松下由樹が登壇した。本作は、婚約破棄され仕事も結婚も失った女性・小暮也映子(波瑠)が、たまたま聞いた「G線上のアリア」をきっかけに大人の音楽教室でバイオリンを習い始め、そこで出会った大学生の加瀬理人(中川)や主婦の北河幸恵(松下)とぶつかり合いながらも絆を深めていく物語。原作は恋愛漫画の名手・いくえみ綾が描く同名コミックスであり、波瑠は『あなたのことはそれほど』(以下、『あなそれ』)以来のいくえみ作品再タッグとなる。演出家陣も『あなそれ』チームが再集結し、波瑠の魅力をグッと引き出した作品になりそうだ。

【写真】会見に登場した波瑠

 主演の波瑠が「今日こうしてやっとドラマが完成しまして、みなさんに観ていただける日が来て本当に嬉しく思っています」と挨拶をすると、会場は大きな拍手に包まれた。また、中川の登場の際は「キャー」という歓声も聞こえ、中川はニッコリと笑顔を見せた。

 司会者から、『あなそれ』と同じチームとの再タッグについて「『あなそれ』とはだいぶ違うキャラクターですよね?」と問いかけられた波瑠は「同じチームですが、也映子のような素直で悪いことをしない女の子の役をやらせてもらって安心しました(笑)」と笑顔を見せる。また、松下は初共演である3人の仲について「自然体ですよね。バイオリンを初めて習うので、個人練習から始まったのですが、そういう共通点がインする前にあったことが大きかったように思います」とバイオリンが3人の絆を深めたと語った。

 今回、劇中で演奏するバイオリンは代役を立てずにそれぞれが実際に演奏しているという。中川は「春くらいから練習をやっていました。最初は第1話の時のように、ぎこちなかったです」と撮影秘話を話し、初めて触る楽器に対して中川と波瑠は声を揃えて「不安しかなかった」と漏らした。

 第1話には作中で波瑠と松下がカラオケで盛り上がるシーンが出てくるという。そのシーンについて「カラオケで二人で盛り上がっちゃうシーンは私も好きで、台本を読んだ時からどんな風にできるかなと思っていました」と波瑠が話すと、松下が「私は最初、波瑠ちゃんの『あれですよぉ~~』(劇中でてくる波瑠がおどけていうセリフ)というイメージがなかったんですね。でも波瑠ちゃんがこう言ってくれた瞬間から、面白い! と思って、お互いに色んな掛け合いをできるようになりましたね」と波瑠と打ち解けた瞬間を明かした。

 さらに登壇者以外にも注目の役者が揃っていることから、話題は理人の兄を演じる鈴木伸之に移る。司会者が中川に、鈴木と兄弟を演じた感想を聞くと「鈴木くんと僕は、初めてお仕事させていただいたのが7年くらい前で、それから2回くらい共演させていただいていて。今回は久々なんですけど、特に仲良くなるために何かしようというより、昔から知っているのでそのままの二人でいられました。撮影の合間は、基本的にジャレあっていて、シャドーボクシングをしたり、身体を動かしたり、男同士の感じです(笑)」と鈴木との仲の良さを語った。

 最後に波瑠は「本当に多くの人にこのドラマを楽しんでいただけたらいいなと思います。街のどこかに音楽教室があって、私たちみたいな3人が、お互いの人生を豊かにしていくような影響を与え合っている素敵な環境が、本当にあるのかもしれないと思いながら楽しんでいただけたら幸いです」と挨拶をし、舞台挨拶は終了する。世代が異なる3人だが、舞台挨拶では息がぴったりの様子を見せ、撮影現場がいかに良いチームワークであるかが伺えた。作中の3人の関係にも注目して欲しい。

(Nana Numoto)

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