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エリア51による「かもめ」原作企画の第3弾、“恋”をテーマにニーナの視点描く

ナタリー

エリア51「KAMOME『女 ME』」メインビジュアル

アートチーム・エリア51による「KAMOME『女 ME』」が、7月1日から7日まで東京・Cafe Hammockで上演される。

これは、エリア51がアントン・チェーホフ「かもめ」を解体・考察し、昨年から今年にかけて上演する企画の第3弾。今回は“恋”をテーマに、ニーナの視点で物語が描かれる。舞台は東京・三鷹のとあるカフェ。女優になりたいノゾミは、恋人の若手作家・カドタと、憧れの作家・ミシマの間で揺れて……。出演者には、高田歩、門田宗大、原雄次郎、ボブ鈴木、土屋いくみ、植木広子、福田周平、山崎まりあが名を連ねた。

作・演出を手がける神保治暉は、本作について「いま言葉を手放して、全身で生きてみたい。ニーナがたどってしまった破滅の道が、決して特殊なわけじゃない、ということ。そのことについて想像してみたいと思っています」とコメントしている。なお、7月3日と4日の18:00開演回はInstagramでライブ配信される。配信の視聴は有料。

神保治暉コメント

嵐のように生きるニーナが、なぜトレープレフの元に帰ってきたのか? いくつも考察の糸を垂らすうちに、ある社会問題にたどり着きました。人は運命に翻弄されます。家族や社会などの「環境」において、心と外界とのギャップに苦しむこともあります。でも私たちは「自由や平等であるはずだ」つまり「戦う自由がある」というスローガンとともに自分だけの生き方を模索せざるを得ません。言葉を介し、伝わる想い。そのうちに見過ごされる、いくつもの「私」の言葉。いま言葉を手放して、全身で生きてみたい。ニーナがたどってしまった破滅の道が、決して特殊なわけじゃない、ということ。そのことについて想像してみたいと思っています。

エリア51「KAMOME『女 ME』」

2021年7月1日(木)~7日(水)
東京都 Cafe Hammock

原案:アントン・チェーホフ「かもめ」
作・演出:神保治暉
出演:高田歩、門田宗大、原雄次郎、ボブ鈴木、土屋いくみ、植木広子、福田周平、山崎まりあ

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