長濱ねるがVJを務めるMUSIC ON! TVの音楽番組「legato ～旅する音楽スタジオ～」が、12月21日（月）23:30よりオンエアされる。

「legato ～旅する音楽スタジオ～」は、長濱がさまざまなシチュエーションに登場するDJブースから、本人セレクトのミュージックビデオを交えつつ、音楽情報をはじめ最近あった出来事やカルチャーにまつわるトークを展開する音楽番組。初回はパイロット版「#0」としてオンエアされ、1月29日（金）よりレギュラー放送がスタートすることも決まった。初回の収録を終えた長濱はメディアの取材に応じた。

これまでにないスタイルの音楽番組でVJを務めることについて、長濱は「自分の好きな音楽を好きなように紹介して、かつ自分の知らない音楽の歴史やジャンル、今世界で流行っている音楽を勉強できるなんて、すごく贅沢で幸せな番組だなと驚きました。異空間の中にラジオDJブースがあるというコンセプトで、パイロット版は海の近くの真っ白な空間にラジオブースを置いての撮影だったんですけど、普段の生活から一歩離れたところに行って大好きな音楽を紹介するのは、すごく不思議な感覚で楽しかったです」とコメント。彼女は番組内容やタイトル、ロゴなどを決める企画会議の段階から参加し、番組作りに積極的に参加しているという。「この半年間いろんなお仕事をさせていただいて、自分について考えること、向き合う時間が多くて。私はどういうことがやりたいのか、どういうことが好きなのか、どうすれば世の中とつながれるのかなと考えていたんです。そんな中で、こうして自分の好きなものを発信していく機会をいただけたのはすごくうれしいです」と番組に意欲的な姿勢を見せる長濱は、「今後は機材や音について掘り下げてみたり、まだまだ興味があってやりたいことがたくさんあるので、番組のスタッフさんと相談しながら『こういうことが知りたい』と自分で思うことをどんどん発信していきたいと思います」と意気込みを語った。

洋楽が好きな母の影響で、幼い頃から熱心に洋楽を聴いていたという長濱。オンエアされる楽曲も彼女自身によるチョイスで、初回放送では2020年に印象的だった曲や、自身のルーツだという楽曲も紹介される。「いつも聴いている音楽の中で、例えばアルバムの中の1曲だったり、あまり日本に来日しない海外のアーティストだったりを皆さんと共有できることはすごくうれしくて。ミュージックビデオがない素敵な楽曲も紹介したいということで、私が出演して撮っていただいたオリジナルのMVを作っています。音楽キュレーターの方が一緒に番組に携わってくださるので、これまでまったく知らなかった自分が生まれる前の音楽ムーブメントのことや、昔のアーティストのMVも知ることができ、新たな発見がたくさんで自分自身の趣味も厚くなりそうです」と、長濱はいちリスナーとしてもこの番組を心から楽しんでいるようだ。

普段どのように好みの音楽を見つけているかを問うと、長濱は「今はサブスクリプションを使っているので、『このアーティストに似ているアーティスト』とかで選んでみたり。あとはサブスクの中でオルタナティブやカントリーなどジャンルくくりのラジオがあるのでそれを聴いて、直感で『あっ、いい』と思ったアーティストを調べて掘り下げるようにしています」と回答。そのときどきのマイブームによってリスニング傾向も変わるそうで、最近はサム・ヘンショウやクラウド・ローレンスのようなホーン隊の入ったビッグバンドの演奏、あるいはゴスペル調のコーラスが入った楽曲を深掘りしているという。また、ここ数日のお気に入り曲を尋ねると、長濱は10代のシンガーソングライター・ルエルの「as long as you care」と、最近観たという映画「おらおらでひとりいぐも」の主題歌であるハナレグミの新曲「賑やかな日々」を挙げた。

番組では長濱がチョイスする音楽はもちろん、毎回異なる収録のシチュエーションや「普段とは違ってちょっと大人っぽくしている」という衣装やメイクにも注目。今後番組でやりたいことについて聞くと、長濱は「『旅する音楽スタジオ』というタイトルなので、もうちょっと世の中が落ち着いたら海外に旅に出て、街角にポンとDJブースを置いて発信するようなこともやってみたいです。『はじまりのうた』というジョン・カーニー監督の映画は、街角でゲリラレコーディングをして音楽を作るという内容で、すごく憧れがあって。この番組でもいろんな国に出かけて、街角の雑踏の音を取り入れながらいろんな音楽が紹介できないかな……と密かに考えています」と回答した。

MUSIC ON! TV「legato ～旅する音楽スタジオ～」

2020年12月21日（月）23:30～24:00
※2021年1月29日（金）よりレギュラー放送（毎月最終金曜25:00～25:30）