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『ジョゼと虎と魚たち』劇場アニメ化決定 監督は『ノラガミ』シリーズのタムラコータロー

リアルサウンド

19/12/3(火) 4:00

 芥川賞作家・田辺聖子の代表作『ジョゼと虎と魚たち』が、2020年にアニメ映画化されることが決定した。

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 2003年に妻夫木聡と池脇千鶴主演で実写映画化もされた『ジョゼと虎と魚たち』。趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きる車椅子のジョゼは、ある晩、自分の夢を追いかける大学生の恒夫と出会い、意を決して彼とともに外の世界へ飛び出すことに決める。瑞々しく真っすぐな純愛の中、誰かを通じて自分とお互いを知って前に進む姿を、楽しさと切なさ、痛みと喜びを交えて描く。

 監督は、『おおかみこどもの雨と雪』助監督や、『ノラガミ』シリーズの監督を務めたタムラコータロー。本作にて、アニメ映画初監督を務める。脚本は、『ストロボ・エッジ』の桑村さや香が担当。『妖狐×僕 SS』『クジラの子らは砂上に歌う』の飯塚晴子がキャラクターデザインを手がけ、アニメーション制作は『鋼の錬金術師』や『僕のヒーローアカデミア』など数々の人気作を手がけるボンズが担当する。

 映画化を記念して、『ダ・ヴィンチ』にて2020年2月号より、キャラクター原案・絵本奈央によるコミカライズ化も決定した。

■コメント
●監督:タムラコータロー
ようやく発表できました。田辺聖子さんの短編小説『ジョゼと虎と魚たち』が執筆されてかれこれ干支が三周しようとしてるわけですが、この作品にはどんなに時が経っても多くの人の心を捉えて離さない不思議な魅力があります。
どこにでもありそうで、どこにもなかった物語。新しい時代を迎えた今だからこそ映像化を通して再度スポットライトが当てられれば幸いです。

●田辺聖子事務所
主人公のジョゼは、足の悪い、ちょっと世の中をナナメに見ている女の子。そのジョゼが、人を愛することによって、世界への扉を一つずつ開いていきます。扉を開ける前のすくむような気持ち、そして扉を開けたときの驚きと、あふれるような喜び。この作品をご覧になる皆様が、ジョゼの”冒険”を一緒に楽しんでくださいますように。原作者・田辺聖子もきっとそう望んでいると思います。

(リアルサウンド編集部)

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