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相川奏多、楠木ともり、諸星すみれ……2021年に大きな飛躍を予感させる注目の女性声優たち

リアルサウンド

20/12/30(水) 6:00

 2020年は『鬼滅の刃』の竈門禰豆子を演じた声優・鬼頭明里がバラエティ番組などに出演してブレイクしたほか、『ラブライブ!サンシャイン!!』の劇中ユニット・Aqoursから、鈴木愛奈、小林愛香、諏訪ななか、降幡愛、高槻かなこが次々とソロデビュー。同様に『BanG Dream!』の大塚紗英、工藤晴香、中島由貴もソロデビューを果たして、活動の場を広げている。2021年、どんな女性声優の活躍が期待されているのか、また注目の女性声優は?

二大注目アニメに出演する相川奏多に期待!

 まず注目は、脚本家の野島伸司が原案・脚本を務めることでも話題の作品『ワンダーエッグ・プライオリティ』(日本テレビほか)で、主人公の大戸アイを演じる相川奏多だ。2017年に開催された「第3回ミュージックレインスーパー声優オーディション」で見いだされた16歳、2019年に始動したメディアミックス作品『IDOLY PRIDE』の成宮すず役に抜擢され、出演2作目となる『ワンダーエッグ・プライオリティ』で主人公役を射止めた逸材だ。

完全新作オリジナルTVアニメーション「ワンダーエッグ・プライオリティ」第1弾PV

 1月からアニメ放送がスタートする『IDOLY PRIDE』(ABEMA、TOKYO MXほか)は、サイバーエージェントグループとミュージックレイン、さらにストレートエッジがタッグを組んだ大型アイドルプロジェクト。楽曲制作を大石昌良、沖井礼二(TWEEDEES)、北川勝利(ROUND TABLE)、さかいゆう、田中秀和(MONACA)、やしきん、kz(livetune)、Q-MHzが手がけることでも注目度が高い。『IDOLY PRIDE』には『ミュージックレインスーパー声優オーディション』から世に送り出された、スフィアの寿美菜子・高垣彩陽・戸松遥・豊崎愛生、TrySailの麻倉もも・雨宮天・夏川椎菜も出演。

【放送まであと12日】TVアニメ「IDOLYPRIDE -アイドリープライド-」トレーラー

 また、相川と同じくオーディションで見いだされた橘美來、夏目ここな、日向もか、宮沢小春も出演しており、5人は劇中における芸能事務所・星見プロダクションの所属アイドルとして、アニメのオープニングテーマ「IDOLY PRIDE」とエンディングテーマ「The Sun, Moon and Stars」などの歌唱にも参加している。いずれはスフィアやTrySailのように、相川を始めとした5人がユニットを組んでアーティストデビューするという可能性もある。また相川は、『ワンダーエッグ・プライオリティ』の主題歌を歌うキャラソンユニット・アネモネリアのメンバーでもあることから、声優だけでなく歌方面での活躍にも期待がかかっていることが分かる。

 『ワンダーエッグ・プライオリティ』は、『ひとつ屋根の下』や『高校教師』など名作ドラマの脚本を手がけてきた野島伸司が、初めて手がけるアニメ。音楽をDÉ DÉ MOUSEとクラムボンのミトが手がけることでも話題だ。同作には相川奏多のほか、Aqoursのメンバーでソロアーティストとしても活躍する斉藤朱夏、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』で優木せつ菜を演じた楠木ともり、同作で高咲侑を演じた矢野妃菜喜が出演していることも注目ポイントの一つだ。

アーティストとしての飛躍も注目の楠木ともり

 楠木ともりは、2017年に声優デビューしたキャリア4年の若手ながら、これまでにアニメ『メルヘン・メドヘン』(AT-Xほか)の主人公・鍵村葉月、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』(TOKYO MX)の主人公・レンなど数多くのメインどころに抜擢されてきた実力派。昨年だけでも、『デカダンス』(AT-Xほか)のナツメ、『遊☆戯☆王SEVENS』(テレビ東京系)の霧島ロミン、魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜』(TOKYO MXほか)のミーシャ・ネクロンなどを演じている。『魔女の旅々』(AT-Xほか)は単発の出演ではあったが、殺人鬼のセレナ役の鬼気迫る演技が高評価を得た。2018年からソロで音楽活動を行い、今年8月に1st EP『ハミダシモノ』でメジャーデビュー、2021年春に2nd EPをリリース予定だ。自ら作詞作曲も手がける豊かな感受性で、声優とアーティストの両面での活躍に期待が高まる。

楠木ともり「アカトキ」-Lyric Video-

 また、浜辺美波主演で話題の映画『約束のネバーランド』のアニメ版Season 2でエマを演じる諸星すみれは、映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』などにも出演。これまでに『BNA ビー・エヌ・エー』(フジテレビほか)の影森みちる、『アイカツ!』(テレビ東京系)の星宮いちご、『文豪ストレイドッグス』(TOKYO MXほか)の泉鏡花などを演じ、演技に定評がある。今年は1stシングル『つむじかぜ』をリリースし、21歳にしてキャリア15年の演技力と歌のセンスを持ち合わせている諸星、2021年は今年以上に注目を集めることだろう。

諸星すみれ 「つむじかぜ」ミュージックビデオ(Short Ver.)

 そしてスタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』は、主人公で10歳の少女・アーヤ役を13歳の平澤宏々路が演じる。役と実年齢が近い役者を選ぶのはジブリ作品らしい采配だと言える。また平澤は、幼少期より数多くのドラマや映画に出演しており、映画『貞子3D2』で安藤凪役を好演するなど演技力も高い。『天気の子』でブレイクした森七菜、『映像研には手を出すな!』で浅草みどり役がハマった伊藤沙莉のように、アーヤ役を契機に女優としての活躍も期待される。

■榑林史章
「山椒は小粒でピリリと辛い」がモットー。大東文化大卒後、ミュージック・リサーチ、THE BEST☆HIT編集を経て音楽ライターに。演歌からジャズ/クラシック、ロック、J-POP、アニソン/ボカロまでオールジャンルに対応し、これまでに5,000本近くのアーティストのインタビューを担当。主な執筆媒体はCDジャーナル、MusicVoice、リアルサウンド、music UP’s、アニメディア、B.L.T. VOICE GIRLS他、広告媒体等。2013年からは7年間、日本工学院ミュージックカレッジで非常勤講師を務めた経験も。

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