読売日本交響楽団 第117回みなとみらいホリデー名曲シリーズ
20/2/4(火)
演奏時間5分の作品を10分かけて弾く超ユニークな個性で人気のあるピアニスト、イーヴォ・ポゴレリッチ。
10年ほど前、東京でデュトワ指揮フィラデルフィア管弦楽団とショパンの協奏曲を弾いた時は、自分のテンポを頑として譲らず、そのため終った時にはオケの楽員もブンむくれでソリストに拍手ひとつせず、デュトワも「答礼はどうぞおひとりで」と指揮台に立ったまま、という珍光景があったのをご記憶の方もおられよう。読響とは4年前に一度客演したことがある。
──しかし、彼の演奏は強靭で、鬼気迫る力を持っていて、凄い。山田和樹と協演するシューマンの「ピアノ協奏曲」がどんなものになるか、ナマの演奏会ならではの面白さを期待しよう。オケだけの曲は、他にドヴォルジャークの「第7交響曲」。
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