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戸田恵梨香「付き合ってください」 『スカーレット』突然の告白の真意は?

リアルサウンド

19/12/4(水) 12:00

 喜美子(戸田恵梨香)の「付き合ってください」という突然の告白で幕を閉じた連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合)第57話。喜美子が新たに陶芸に挑戦したいと意気込む姿が描かれた回でもあった。

 直子(桜庭ななみ)の悲痛な叫びの電報で、川原家は草間(佐藤隆太)に直子の様子を見に行ってもらうことにした。さっそく信作(林遣都)の家で電話をかける喜美子。草間はこの件を快く引き受けてくれたという。そこで喜美子は、信作の家が雑貨店ではなくカフェにリニューアルするという話を聞いた。大野雑貨店は、駅前に新しく大きいお店ができたため、雑貨店としての営業が難しくなったのだ。信作は、さらに「お見合い大作戦」についても、徐々に変化していく信楽を活気付けたいという思いから企画していると明かす。喜美子が絵付けに夢中になっている間に、信作は男性として一歩大人になっていた。この信作との会話をきっかけに、喜美子も新たな一歩に目が向くようになる。

【写真】戸田恵梨香インタビューカット

 世間の流れや恋に疎い喜美子だが、自身のキャリアにおいては前向きだ。先を見据えて新たに挑戦したいこととして、陶芸を学びたいと言う。八郎が朝夕、工房で作業をしているのを見学して学ぶと意気込む喜美子だったが、実際に八郎にお願いすると断られてしまう。その理由は、男女が朝夕2時間ずつ一緒にいたら、まわりから誤解されてしまうというものだった。男と女だからと距離を置く八郎に、喜美子は疑問を投げかける。信作とは名前やあだ名で呼び合っているのに、喜美子のことはいつまでたっても“川原さん”だと怒りをぶつけた。すると八郎は、「付き合ってない人のことを気軽に名前で呼べない」と、喜美子との関係はあくまで男女の隔たりがあると強調する。喜美子は、そんな八郎と距離を縮めたいあまり、勢いで「喜美子と呼んで。付き合ってください」と告白してしまうのであった。

 恋愛に疎い喜美子だが、人と人の絆や愛情をしっかり大切にする。この告白はそんな喜美子らしい言葉だったのではないだろうか。八郎とさらに仲良くなりたい気持ちと、陶芸への憧れが混じった「付き合ってください」は、今後の喜美子の人生にどう響いていくのか。

(Nana Numoto)

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