7月19日公開の映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』に出演する小笠原海（超特急）。自身も熱心な原作ファンであることを公言している彼は、前作に引き続き、主人公・カネキの親友であるヒデを好演。血なまぐさい世界観の中、日常のおだやかさを象徴するようなキャラクターをどう演じたのだろうか？　

【S】はカネキと月山、ヒデの三角関係の話かも（笑）

─── 『東京喰種 トーキョーグール【S】』、完成したものをご覧になっていかがでしたか？

小笠原　すごく面白かったです！　今回の敵である月山は、原作でも人気キャラですし、ファンの方々も、誰が演じるのか気になっていたと思うんです。（松田）翔太さんの月山は、個人的にはイメージにピッタリだと思いました。

─── ヒデの存在って、カネキにとって日常の象徴だと思うんです。

小笠原　そうですね、この作品の登場人物のなかでも、とくに明るいですし、『東京喰種』の世界観ってどうしてもモノトーンになりがちなんですけど、彼は一人だけ服装がやたらカラフルなんですよね。金髪ですし（笑）。緊張感のあるシーンが多いので、ヒデとカネキのシーンでは、観てる方々の緊張を緩める機会になればいいなと意識していました。

─── 前作に続いて、カネキ役の窪田正孝さんとは二度目の共演となります。

小笠原　窪田くんとは撮影の合間でも、いろいろな話をしたりして、楽しかったです。劇中では親友役ですし、尊敬する先輩ですし、兄のような存在でもあります。自分の中では本当に素敵な存在ですね。それに、大学構内のシーンでは、翔太さんも一緒だったので、休憩中は3人でずっと喋ってました。おふたりの好きな車やバイクの話だったり、翔太さんがスノースポーツが好きなので、その話だったりとか。翔太さんとは初対面だったのですが、すごく気さくに話しかけてくださって、すごく優しくて素敵な方だと思いました。

─── 作風とは違って、楽しげな現場だったようですね。

小笠原　現場の雰囲気も全体的に明るくて、楽しく撮影させていただきました。特にヒデは結構自由にさせてもらっているので。ニシキ先輩と掛け合いになるシーンがあるんですが、基本は台本どおりなんですけど、途中からアドリブを入れたら、監督が「いいね」とおっしゃってくださって、そのままOKになりました。ヒデは明るくて自由な人物なので、自然に演じた方がいい結果になるのかもしれないですね。

─── 「ヒデならこういうだろうな」的な。

小笠原　それもあったと思います。やっぱり原作のことは大好きなんで。本当に贅沢なファンですよね（笑）。

─── 本当にファン冥利に尽きる、出演ですね　小笠原さん的に、本作の見所ってどこだと思いますか？

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