介護うつの果てに母を亡くした男の苦悩と希望、香港映画『誰がための日々』
18/11/10(土) 13:00
©Mad World Limited.
香港映画『誰がための日々』が、2019年2月2日から東京・新宿のK's cinemaほかで順次公開される。
同作は、介護うつの果てに母を亡くした青年の苦悩と希望を描いた作品。ある事件で母を亡くし、その1年後に躁うつ病の治療を終えて退院するトンの前に、ずっと会っていなかった父ホイが現われ、2人は2段ベッドを置いた狭い部屋で暮らし始めるというあらすじだ。原題は『一念無明』。
会社を辞めて母の介護を1人でしていたトン役にショーン・ユー、長く家に寄り付かず毎月お金だけを送っていたホイ役にエリック・ツァンがキャスティング。トンの婚約者ジェニー役をシャーメイン・フォン、思うようにならない自身の苛立ちをトンにぶつける母役をエレイン・ジンが演じた。メガホンを取ったのは、同作が長編デビュー作となったウォン・ジョン。脚本家のフローレンス・チャンは、実際に香港で起きた事件にインスパイアされて脚本を書いたという。
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