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テーマは「ドローイングとは何か?」 鈴木ヒラク×村山悟郎×やんツーによる展覧会「Drawings - Plurality」1月21日より開催

ぴあ

「Drawings – Plurality」

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展覧会「Drawings - Plurality」が1月21日(金)から、PARCO MUSEUM TOKYOにおいて開催される。

本展示は「ドローイングとは何か?」という根源的な問いがテーマ。Draw(引っ張る)という動詞は、Lines(線)について探求する社会人類学者ティム・インゴルドが指摘したように、もともと「糸の操作」と「軌跡の刻印」といった手の行為を指す。

先史時代の洞窟壁画から現代のアートに至るまで、人類にとって新たに線を生成したり、線の軌跡を見いだすというドローイング行為は、普遍的かつ多様なものとして連綿と続いてきた。

また、特に2000年代以降の西欧ではドローイングの再定義・再評価が進み、今や単に下描きや紙への素描という意味を超え、それ自体がコンテンポラリー・ドローイングというアートのジャンルとして成熟しつつある。

アメリカのThe Drawing CenterやイギリスのDrawing Roomといった専門の美術館の活動が活発化し、各地で展覧会の開催や様々な書籍の刊行、そしてドローイングに特化したアートフェアも数多い。だが、その一方で日本のシーンは、未だそうした欧米の動向との連続性が乏しいとも言えよう。

とはいえ、東洋に根付く自然界の線に対する感受性や、ハイアートとストリートの混交などの文化的背景をベースとして、新たなドローイングを表現するアーティストが増えてきている現状もある。本展では、このような時代状況も踏まえ、現代の日本においてラディカルなアプローチでドローイングの可能性に向き合う、鈴木ヒラク、村山悟郎、やんツーを紹介する。

パンデミックと共に生きるこの宇宙時代に、人間中心主義から脱した場所で独自に線を生成していく3名のアーティストたちの実践から、私たちはどのような意味や感覚を見いだせるのかに期待したい。

■展示情報
「Drawings – Plurality」複数性へと向かうドローイング <記号、有機体、機械>
1月21日(金)‐2月7日(月)
※21日はオープニングイベントのため16:00閉場。
※入場は閉場の30分前まで
※最終日は18時閉場

会場:PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
入場料:一般300円 小学生以下無料

※営業時間は感染症拡大防止の観点から変更の可能性があります。来場の際は渋谷パルコHPを確認のこと。

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