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「哀愁しんでれら」土屋太鳳は現場で“ふわふわ”してる?田中圭が共演回想

ナタリー

21/1/19(火) 19:42

「哀愁しんでれら」完成報告会の様子。左から田中圭、土屋太鳳、COCO。

「哀愁しんでれら」の完成報告会が本日1月19日に東京・イイノホールで行われ、キャストの土屋太鳳、田中圭、COCO、石橋凌、監督を務めた渡部亮平が登壇した。

本作は一晩で怒涛の不幸に襲われるも、裕福な開業医と出会い幸せを手にした小春の姿を描くサスペンス。土屋太鳳が小春を演じたほか、夫の大悟に田中、大悟の連れ子ヒカリにCOCO、小春の父親・正秋に石橋が扮している。

土屋は配信を視聴しているファンに向けて「画面を通してご覧になっている皆様、本当にありがとうございます。とてもお会いしたかったです。渡部組一同、とても寂しく思っております」と挨拶。田中は開口一番「配信カメラどこ?」と聞き、カメラを見つけると満面の笑みで手をふる。「お客様の顔を見たいのが本音ではありますが……」と述べつつ、報告会の開催を喜んだ。

普通の幸せを夢見る小春は、のちに世間を震撼させる凶悪事件を起こしてしまうキャラクターだ。役作りを聞かれた土屋は「小春はごく普通の女の子。でも普通でいることは幸せになるのと同じぐらい大変。我慢することも多いし、押し殺す気持ちもある。皆さんも学校や会社で同じ感情を抱えていると思います。特別に何かしようとしたわけじゃなく、ごく普通に演じました」と語る。石橋は正秋の立ち位置について「当たり前のことを当たり前のように教える普遍的な親父像。昭和にあったような、なるべく“普通”の家庭の雰囲気や親子の関係を意識していました」と紹介した。

大悟についてMCから「王子様のような方ではありますよね?」と尋ねられると、田中は「一見ね。一見」と強調。のちのち明らかになっていく大悟の一面について「意識して表現しようとするとちょっと違う。意識しないことを意識してました。途中で大悟の部屋が出てくるんですが、あの部屋だけで説得力がある」と、その人物像の一端を明かす。さらに土屋の印象について「だいたいふわふわしていて、いつも宙に浮いてる感じ(笑)。でもカメラが回ってるときと回ってないときのギャップ、メリハリがすごい」とコメント。一方の土屋は「絶対にいいシーンが撮れるという確信を持ちながら、ワンシーンワンシーン付いていきました」と田中との共演を振り返る。そんな2人を現場で見ていた渡部は「2人とも本番直前までふわふわしてる(笑)。『大丈夫かな?』と思うけど、本番になった瞬間に集中力がガンと上がる。さすがだなと思っていました」と称賛した。

60万人以上のフォロワーを持つキッズインスタグラマーとして知られるCOCOは、演技初挑戦だった現場を「初めてのシーンはちょっと緊張したんですけど、皆さんが優しくサポートしてくれたので次のシーンからは楽しく演技することができました」と回想する。土屋は「COCOちゃんはすごく大変な、難しいシーンが多くて。それでも必死に喰らいついてヒカリ役を大事に生きてくれた。この作品がちゃんと成り立ってるのは、COCOちゃんのお芝居があったからこそ」と絶賛。田中も「現場の途中でお芝居が初めてと聞いて『ええ!』とびっくりしました」と重ねた。

最後に渡部は「『こういうふうに幸せになりたい』『こんなお母さんになりたい』とか、知らないうちにプレッシャーを受けて、気が付いたら苦しんでいることは誰しもある。小春の物語を描きましたが、誰でも『自分の話?』と思える映画になってると思います」と作品の根底にある思いを明かす。そして土屋が「小春も大悟もヒカリも、ちょっと個性的な登場人物。でもどこか皆さんの心の中にいるかもしれない人たち。改めて『人を愛すること』『幸せとは何か』を考えるきっかけになる作品だと思います」と語り、イベントを締めくくった。

「哀愁しんでれら」は2月5日より全国でロードショー。

(c)2021「哀愁しんでれら」製作委員会

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