ドミノ 復讐の咆哮
20/2/10(月)
久しぶりのブライアン・デ・パルマ最新作。よくある対テロのアクション映画になりかねない物語を、さすがのテクニックの数々により見応えある作品に仕上げた。
序盤のアクションから、往年と変わらぬ巧みなカメラワークとカットバックを披露、サスペンスとして凄まじく盛り上げている。
テロリストとの闘い、その背後でうごめく陰謀。デンマーク、ベルギー、オランダ、スペインと目まぐるしく舞台は移り変わり、ハッとする映像トリックを時おり挟みつつ、一気呵成に話は進んでいく。
約90分という程よい上映時間もあり、冗長な蛇足は一切ない。全編が一瞬のうちに過ぎたようにすら思えた。
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