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永野芽郁と田中圭が涙する共演作の初映像、岡田健史、大森南朋、市村正親の姿も

ナタリー

21/4/16(金) 7:00

上段左から永野芽郁、田中圭、岡田健史。下段左から石原さとみ、大森南朋、市村正親。

永野芽郁、田中圭、石原さとみが共演する「そして、バトンは渡された」の初映像となる特報が解禁。あわせて岡田健史、大森南朋、市村正親、稲垣来泉が出演することもわかった。

瀬尾まいこが本屋大賞を受賞した小説「そして、バトンは渡された」を映画化した本作。血のつながらない父・森宮と暮らしている高校生・優子と、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花の人生が交錯するさまを描く。永野が優子、田中が森宮、石原が梨花役で出演。「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲が監督、橋本裕志が脚本を担当した。

このたび、優子に淡い恋心を抱く同級生で天才ピアニストの早瀬賢人を岡田が演じ、梨花の娘みぃたんに稲垣が扮することが明らかに。大森と市村は、梨花に翻弄されながら彼女とみぃたんの物語に深く関わっていく役柄で参加する。岡田は役柄との共通点を「“浮遊している”所です。少し変わったキャラクターですが、早瀬から生きる手がかりを得ることができました」と語り、大森は「脚本を読んだ時に、僕も騙されたので、そういう面白みが映像に出てくると思うと、一映画ファンとしても楽しみです」と期待を寄せた。

また泉ヶ原役の市村は、石原との共演を「目の奥にある深みというかな、悲しみ、温かさ、色んな物を表現出来る女優さんに成長されたんだなと感じました」と回想。原作者の瀬尾は「この作品は自分でも『こんな気持ちを書きたかったんだ』と思えた大好きな作品なので、映画になるなんてとてもうれしいです」と喜んだ。

YouTubeで公開された特報には、森宮と優子が仲むつまじく暮らす様子や、「実はあなたに伝えておかなければいけないことがあります」という梨花のセリフ、涙を流す森宮と優子の姿などを収録。田中の印象を聞かれた永野は「森宮さんに引っ張って貰って(優子の役柄を)作ることができました」と話し、「次いつ練習に行けるかな、という前向きな気持ちでピアノと接することができたので、この作品でピアノと出会えてよかったです」と振り返った。田中はそんな永野を「ピアノを弾いている永野芽郁はオーラを発していました」と称賛している。

「そして、バトンは渡された」は10月29日より全国で公開。

岡田健史 コメント

天才ピアニスト役ということで、彼にしかわからない欲望や悩みがあり、映画のなかではその悩みを解消していくことが描かれています。実は早瀬の要素の中に自分と近いものが発見できたのですが、それは“浮遊している”所です。少し変わったキャラクターですが、早瀬から生きる手がかりを得ることができました。永野さんとは同い年で初めての共演でしたが、彼女が先をいってくれればいってくれるほど、必死に追いかけながら芝居をするのが刺激的でした。同い年の方との共演は少ないので、とても恵まれた現場でした。ピアノも今回初めて挑戦しまして、クランクイン前から約4か月間ピアノの先生に習い、おかげでピアノはとても好きになりましたが、圧倒的に難しかったです。仕上がりがどのようになっているのか僕自身も楽しみです。

大森南朋 コメント

前田哲監督の作品に久しぶりに参加出来て嬉しかったです。脚本を読んだ時に、僕も騙されたので、そういう面白みが映像に出てくると思うと、一映画ファンとしても楽しみです。色々なエピソードが綴られているので、テンポの良い作品になるなと思うのですが、現場ではじっくりと芝居をしていたので、どういう仕上がりになるか。監督の手腕がすごく楽しみです。石原さとみさんは素敵な方です。あの石原さとみさん、に翻弄される役どころでしたので、光栄です。また、来泉ちゃんは本当にいい子でした。監督の演出で、急にさっきと違う演技を本番でやってきて、監督から「大森さん、大丈夫でしょ?」と言われて「大丈夫ですよ」と返していましたが、内心はドキドキしていました。

市村正親 コメント

非常に穏やかで落ち着いた日々の中、泉ヶ原を演じさせて頂きました。
私が演じた泉ヶ原は、非常に紳士でね、早くに妻を亡くし、子供は外国に行ったっきり、大きな家で家政婦と2人で暮らしている中、梨花さんやみぃたんに出会い、彼の人生にも変化が訪れます。石原さとみちゃんは以前から面識があり、色んな作品で見ていて、いい女優さんだなと。初めて会った時とは違って、年齢を重ねられて、目の奥にある深みというかな、悲しみ、温かさ、色んな物を表現出来る女優さんに成長されたんだなと感じました。

瀬尾まいこ コメント

この作品は自分でも「こんな気持ちを書きたかったんだ」と思えた大好きな作品なので、映画になるなんてとてもうれしいです。
キャストの方をお聞きし、最初は皆さん美しすぎるんじゃないかと思っていたのですが、短い予告編を見ただけで、小説の中にいた登場人物が実際に目の前に現れたようでドキドキしました。映画を見るのが楽しみです。

(c)2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会

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