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ショパン、谷川俊太郎、大橋トリオ……Kitriが明かす、クラシック×ポップスが共存する音楽の秘密

リアルサウンド

20/2/1(土) 12:00

 姉妹による息の合ったピアノ連弾と美しいハーモニーで、まるでおとぎの国から聴こえてくるようなマジカルなサウンドスケープを展開する2人組Kitri。昨年、1st EP、2nd EPをリリースした彼女たちが満を持しての1stフルアルバム『Kitrist』をリリースする。

Kitri ファーストアルバム「Kitrist」全曲試聴トレーラー [Official]

 過去2作に引き続き大橋トリオをプロデューサーに迎えて制作された本作には、これまでの代表曲やアルバム書き下ろしの新曲のほか、映画『“隠れビッチ”やってました。』の主題歌として書き下ろされた「さよなら、涙目」や、NHK『みんなのうた』に抜擢された「雨上がり」など、Kitriの世界観を広く世に知らしめた楽曲を収録。デビューからおよそ1年間の、彼女たちの活動の集大成ともいえる内容に仕上がっている。ピアノ連弾を基調としつつ、曲によっては様々な楽器を配置したそのアレンジからは、クラシックはもちろんロックやポップス、民族音楽など幅広い音楽に精通した彼女たちのバックグラウンドが窺える。

 そこで今回リアルサウンドでは、アルバム『Kitrist』の制作エピソードはもちろん、これまであまり詳しく語られてこなかった彼女たちの音楽的ルーツについても深掘りするため、Mona、Hinaの2人が影響を受けた作品をそれぞれ用意してもらった。美しくもどこか毒や影のあるKitriワールドは一体どのようにして形成されていったのか、その秘密に迫った。(黒田隆憲)

Mona&Hinaが“影響を受けた作品”

Kitri(左からMona、Hina)

ーー今日はKitriの音楽的バックグラウンドを探るため、お二人には「影響を受けた作品」をそれぞれ持って来てもらいました。まずは、Monaさんからいきましょうか。

Mona:はい。私が持って来たのは、『グリーグ:ピアノ作品集 第3巻 連弾作品集』です。この楽譜を購入したのは、私が小学生の時。当時通っていたピアノ教室の発表会で、ちょっと年上のお姉さんたちがこの楽譜の1曲目に掲載されている「ノルウェー舞曲」を、連弾で弾いたのを見たのがきっかけでした。それまでは、ピアノって一人で演奏するものだとずっと思い込んでいたんですけど、「そうか、こうやって2人で一つの音楽を作ることもできるんだ!」って。しかもその連弾している姿が美しく、カッコよく見えて。自分もいつか連弾をやりたい! と思うようになったんです。

ーーそれがMonaさんにとって、「連弾」の原体験だったのですね。

Mona:はい。それで私が中学生、Hinaが小学生になった頃、ピアノの先生から「連弾はすごく勉強になるから一度やってみた方がいいよ」と勧められて。憧れだった連弾を、ついに演奏することができる! と思ってワクワクしたのを覚えています。しかも、与えられた連弾の課題も(エドヴァルド・)グリーグで、曲は楽譜の最後に入った抒情小品集 第8集 「トロールハウゲンの婚礼の日」だったんです。楽譜を見ると、2人でまったく違うことをするんですよ。普段は個別に練習するんですけど、それである程度弾けるようになったところで「よし、そろそろ合わせてみようか」と。この瞬間が連弾における楽しみの一つなんですよね。

Hina:「ああ、こうなっているんだ!」って(笑)。

Mona:まるで答え合わせをしているような興奮があるんです。この楽譜には、そんな2人の思い出が詰まっています。

ーーグリーグの連弾曲の魅力というと?

Mona:グリーグはノルウェーの作曲家なんですが、美しい自然の中で暮らしてきた方だからこその、クリアで豊かな音楽だなと思います。ちなみに、私が最初に衝撃を受けた「ノルウェー舞曲」はまだ挑戦していなくて。「いつか弾こう」と思いながらずっと温め続けています(笑)。

家族全員で大橋トリオのファンに

 ーー続いてはHinaさんのセレクトで、大橋トリオさんのメジャーデビュー作『A BIRD』です。

Hina:大橋トリオさんは私が中学生、姉が高校生の頃に初めて聴きました。家族で外食しに行って、4人でオムライスを食べていたら音楽が流れてきて。4人とも大橋さんの歌声が聴こえた瞬間に思わず手が止まってしまい、「……これ、誰が歌っているんだろう?」「すっごくいい声だね」ってなったんです。それで店員さんに尋ねたところ、「大橋トリオさんという方ですよ」と教えてくださって。

Mona:即、購入しました(笑)。

Hina:そこから家族全員で大橋さんのファンになって。ちなみにそのときに聴いたのは、アルバムの最後に入っている「Shine」でした。

ーーKitriの主にどんなところで、大橋さんの影響を受けていると思います?

Mona:大橋さんって、自分で曲を作って歌い、楽器もほとんどご自身で演奏されているじゃないですか。「こんなふうに一人で音楽を作ることも可能なんだ!」と教えてもらった気がします。大橋トリオさんへの憧れはずっと持ちつつ、自分たちなりの音楽を見つけられたらいいなと。そんなふうに思わせてくれたのが、大橋さんだったんですよね。

 それと、大橋さんのコード進行も大好きで、いまだにピアノで弾いて分析などしています(笑)。大橋さんの楽曲は、絶え間なく色彩が変化していくような感じがあって。例えば私が絵具を3色持っているとしたら、大橋さんは100色くらい使って1曲を描いているような感じがするんです。コード、メロディ、アレンジ、あらゆる点で学ばせてもらっています。

音大受験期に毎日毎晩聴いていた“ショパン”

ーー続いては、マウリツィオ・ポリーニ『ショパン:12の練習曲 作品10/作品25』。これはMonaさんのセレクトですね。

Mona:私が音大受験期に、毎日毎晩聴いていたアルバムです。音大生なら分かると思うのですが、この(フレデリック・)ショパンの練習曲は受験の時に必ず通る、ほぼ全員が弾いたことのある曲集なんですよ。で、面白いのは24曲が様々な調性で作られているところ。同じピアノでも、これだけ響きやムードを変化させられることを勉強させてもらいました。

ーー「別れの曲」や「革命」、「蝶々」など有名な曲も含まれていますね。

Mona:激しい曲もあれば、美しい曲もあって。同じ作曲家が作っているとは思えないくらいバラエティに富んでいますよね。ショパンの曲は、ガラスが割れた瞬間の美しさというか。キラキラしていて、光が刻々と変化する儚さもあって。その中にも豊かさを感じさせる作曲家だなと思います。

ーーHinaさんは、クラシックではどんな曲を聴くのですか?

Hina:最近だと、(ピョートル・)チャイコフスキーをよく聴いています。クリスマスが近づくと「くるみ割り人形」シリーズをひたすら聴いて癒されていますね(笑)。独特の世界観で、ちょっと不思議で奇妙なのだけど、ドキドキする中にもキラッと光る美しさを感じさせてくれるところが気に入っています。

Mona:クラシックは、地域によって曲調に違いがあるのが面白いですね。例えばフランスだと(クロード・)ドビュッシーや(フランシス・)プーランクのように美しい曲を書く人が多くて、ロシアだと(セルゲイ・)プロコフィエフや(ニコライ・)メトネルのようにおどろおどろしい曲を書く人が多い。プロコフィエフには「戦争ソナタ」なんて曲もありますしね。一方ドイツは(ルートヴィヒ・ヴァン・)ベートーヴェンや(ヨハン・ゼバスティアン・)バッハのような、王道でポップスにも通じる分かり易さがあって。

ーーKitriの楽曲のユニークなところは、クラシックの作曲家が用いた技法や表現をポップスのフォーマットに落とし込んでいるところだと思うんですよね。何百年も昔の曲が、現在進行形の音楽の中で蘇っていくような興奮を覚えるというか。先人の音楽が脈々と受け継がれているところにとりわけ魅力を感じます。

Mona:わあ、ありがとうございます! 恐縮ですけど、微力ながら「クラシックも聴いてみようかな」と思ってもらえたら嬉しいです。

(谷川俊太郎の詩は)シンプルですが、必ず惹かれるポイントがある

ーー最後はHinaさんが選んだ谷川俊太郎の『あたしとあなた』です。

Hina:谷川俊太郎さんは大好きな詩人です。初めて知ったのが小学校の教科書だったんですけど、好きになったのは合唱部に入った中高の頃。谷川さんの詩の楽曲を歌うことがすごく多くて。それで改めて読んだ時に、「こんな素敵な詩を歌うことができるなんて嬉しい」と思ったんですよね。大学の卒業論文でも谷川さんについて書いたくらい大ファンです。今日は、数ある詩集の中から特にお気に入りの1冊を持ってきました。

ーー谷川俊太郎さんのどんなところが好きですか?

Hina:言葉遣いがとても綺麗なんです。シンプルですが、必ず惹かれるポイントがあるんですよね。中でも1ページ目にある「あたしとあなた」という詩ですが、1文節ごとに改行してあって。そういうこだわりも素敵だなと思いますし、「世界は言葉から始まっているわ、今も」で終わっているところも、本当に言葉を大事にされている方なんだなと思って感動しました。谷川さんが書かれる「誰もが歌いたくなるような詩」を、私もいつか書けるようになりたいなと常に思っています。

ーーMonaさんは、歌詞の面では誰の影響が強いですか?

Mona:やはり、大橋トリオさんの楽曲を数多く手掛けているmiccaさんの影響は大きいです。あとはスピッツの草野マサムネさんの歌詞が大好きで。美しい中にも毒があり、一読すると何を言っているのか分からないのだけど、なぜか心に残るんですよね。メロディももちろん好きなのですが、歌詞だけを読んでいても面白いなあと思っています。

ーーお二人の歌詞世界が全く違うのも魅力であるし、強みでもありますよね。どちらが歌詞を書くのか、どの段階で決まるのですか?

Mona:Kitriの場合は大抵が曲先なんですけど、まずメロディが浮かんでピアノのアレンジを考えた段階で、何となく「この曲は私だな」「この曲はHinaだな」っていうふうに分けています。素直な言葉を選び、具体的な情景をイメージさせるような物語にしたいときはHina、ちょっと奇妙で不思議なファンタジーにしたいときは(笑)、私が書いています。

Kitri -キトリ- “Akari” Music Video [official] With Subtitles (英語字幕付)

ーー例えば今作『Kitrist』では、「鏡」や「Akari」のどこか冷めた視点が印象的です。特に「Akari」は「無常」がテーマだそうですが、こうしたMonaさんの世界観はどのように育まれてきたのでしょうか。

Mona:昔から、自分の思ったことを表に出すよりは、頭の中に留めて客観的に目の前のことを見つめることが多くて。悲しい気持ち、切ない気持ち、寂しい気持ちをそのまま受け止めてしまうと、すごく感情移入しやすいので、普段から客観的に見ようと努めているのかも知れないですね。それを物語に置き換えたときに、ちょっと「毒」として現れるのかなと自分では思います(笑)。それが、おっしゃるような「冷めた視点」になっているのかもしれません。

Kitri「鏡」

Hina:姉は昔から、自分で物語を作っていたんですよね。絵本とか。ひたすらノートに描いていたりして。

ーー自分の中の感情を、物語に昇華して吐き出すというか。

Mona:そうなのかもしれないです。

人任せにするのではなく全ての音に責任を持つ

ーーでは、その1stアルバム『Kitrist』について詳しくお聞きしていきます。本作には何かコンセプトやテーマなどありましたか?

Mona:Kitriは昨年デビューして、1st EP『Primo』、2nd EP『Secondo』と出させてもらったんですけど、デビュー作は3部作にして、その最後はフルアルバムで飾りたかったんです。「ピアノ連弾ボーカル・ユニット」というコンセプトのもと、ピアノの連弾と2人の歌のハーモニーを存分に味わっていただけるような、シンプルだけど色鮮やかな、今のKitriらしさが詰まったアルバムになったかなと思います。

ーー前2作に引き続き、今作も大橋トリオさんがプロデュースを手掛けているんですよね?

Mona:はい。これまでどおり、Kitriの素材をそのまま活かすにはどうしたらいいかを考えてくださいました。制作中は本当にたくさんのアドバイスを下さるのですが、決して押しつけたり決めつけたりするのではなく、「僕はこう思うけど2人はどうかな?」といつも聞いてくださり、私たちに考える余地を与えてくださいました。私たちも人任せにするのではなく全ての音に責任を持とうと思えるようになれましたし、そういう意味ではこの1年で意識もだいぶ変わったのかなと思います。

ーー「さよなら、涙目」は、映画『“隠れビッチ”やってました。』主題歌として書き下ろした曲ですよね。普段と作り方も違いましたか?

Mona:普段は「次はこんな曲を作ろう!」みたいな感じで自由にテーマを決めているんですけど、この曲を作るときはまず映画の台本を読ませていただいて。ただし映画の関係者の方からは、「こういう曲にしてください」「テーマはこれです」といった要望は一切なく、自分が台本から感じたことを曲に落とし込んでいく作業でした。そこはすごく難しかったですね。

Kitri「さよなら、涙目」

ーーテーマを与えてもらった方が、おそらく方向性も絞られるから書きやすいでしょうね。

Mona:そうなんです。でも今回はテーマを決めるのも、映画からの印象を曲にどうやって落とし込むかを決めるのも、全て自分たちだったので背筋が伸びるような思いになりました(笑)。一番こだわったのは、映画を見終わった時にどんなことを歌って欲しいかな? ということ。そこを自分に問いかけながら作らせてもらいましたね。

ーーそれと今回、Hinaさんは「バルカローレ」で初めてのリードボーカルに挑戦しています。

Hina:大橋トリオさんから、「二人の声質は似ているけど、声そのものは違うから、それぞれの声が入ったアルバムになったら面白いと思うよ?」と言っていただいて。早速モナが、私のボーカルを想定した楽曲を試行錯誤しながら作ってくれました。

Kitri「バルカローレ」

Mona:まず、ボーカルの音域を設定しました。ヒナの声はどの高さで一番美しく響くか、彼女の歌い方に合うメロディはどういう感じだろう? ということに、初めてしっかり向き合いながら作りました。ヒナは合唱でも高音パートを担当していたこともあって、高音の響き方が私にはない良さというか。遠くに届くような声なので、サビで広がりのある歌にしたいなと。自分にとっても、すごく勉強になった曲です。

ーー今回、アレンジャーとして網守将平さんが参加しています。

Mona:アルバム1曲目の「overture」では、私たちのピアノアレンジに様々な楽器を加えて、大自然を彷彿とさせるような壮大な楽曲に仕上げてくださいました。最後の「別世界」でも、ピアノのアレンジで参加してくださっています。私たち2人だとついピアノより歌をメインにしたアレンジを考えてしまいがちだったのを、網守さんのおかげでピアノ連弾の面白さを再発見させてもらいました。

Kitri「別世界」

ーー「別世界」は、デビュー前に作った曲だそうですね。〈憧れたはずのレールのない今日が それまでの足跡さらっていくの〉というラインに、将来への漠然とした不安や期待が込められていると思いました。

Mona:おっしゃる通り、デビューも何も決まっていなかった時期に作った曲です。歌詞に関しては「私の気持ちそのまま」ではないんですけど、この曲が生まれたのは、きっと心のどこかで未來に対する不安や期待が入り混じる気持ちがあったのだなと思います。

Kitristは自信にも支えにもなっている

Kitri -キトリ-「矛盾律 」 “Mujunritsu” Music Video [official] With Subtitles

ーー「矛盾律」は、ライブで聴いた時からプログレやサイケを感じさせる曲だなと思っていました。

Mona:ありがとうございます。Kitriは基本的に、歌のメロディから作ることが多いのですが、この曲はアルバムで唯一ピアノから作りました。ピアノだけでも成立するようなアンサンブルに、二人のハーモニーが加わることでさらに面白くなるような、新しい方向性の、Kitriならではのポップスを目指しています。例えば、自分がこれまで吸収してきた様々な国の音階を取り入れたのですが、決してアカデミックな方法ではなく、決まり事やルールは無視して散りばめています(笑)。

ーーまさに、ジェットコースターに乗って時空を旅しているような気分になりますよね。神谷洵平さんのアレンジもサイケ感を醸し出していて印象的です。

Mona:神谷さんは、この曲で初めて弦楽器のアレンジをされたとおっしゃっていて。ドラマーの方だからなのか、リズム感のあるアンサンブルですごく面白くて、この曲になんとも言えないエッセンスを入れてくださっています。初めて聴いたときは「異国のお祭りみたい!」と思いました。

Hina:神谷さんも「この曲好きだから、アレンジしていてとても楽しかった」っておっしゃってくださって。それもすごく嬉しかったです。

Kitri「青空カケル」

ーー「青空カケル」はギターとピアノという編成が新鮮です。メロディもフォーキーで、今までのKitriにはあまりなかったタイプの曲ですよね。

Mona:私たちのハーモニーを楽しんでもらいたくて、歌詞の意味やメッセージ性よりは、言葉の響きがメロディやハーモニーと一緒になる心地よさをテーマに作っています。ギターとピアノのアレンジも初めての試みでした。歌詞も、Hinaとの共作です。

Hina:これまでも共作はあったんですけど、大抵は別々に作って後で「いいとこ取り」するようなやり方や、一人が書いた歌詞をもう一人が「ここはこうしたらどう?」みたいな感じでブラッシュアップするやり方が多かったんですけど、この曲はイチから一緒に歌詞を考えました。お互い意見を言い合いながら作っていくやり方は、とても新鮮で楽しかったです。

ーーところで、自分たちのファンを「Kitrist」と呼んでいるお二人が、それをアルバムのタイトルにしたことにはどんな思いが込められているのでしょうか。

Mona:聴いてくださったKitristの皆さんを主人公にしたアルバムが作りたかったというか。それぞれの曲の主人公はヒナでもモナでもなく、皆さんだと思って聴いてもらえるような、いろんな解釈ができる、いろんな面から楽しめるアルバムにしたいという気持ちがありました。なぜなら、私たちはデビューしてから皆さんと出会い、いろんな影響を与えてもらったからこそ出来たアルバムなので「そんなKitristの皆さんと、一緒に作りました」との思いも込めています。

Hina:きっと私とモナは、二人だけでずっと音楽を作っていたとしても、それはそれで楽しめていたとは思うんです。でも、Kitristの皆さんと出会い、私たちの音楽で楽しんでくれる人がいるということも教えてもらいました。今まで行ったことのない場所へ行っても、私たちのことを知っている人がいるという体験は、自信にも支えにもなったんです。

ーー1st アルバムは、結成してからこれまでの集大成のような作品だと思うんですけど、次はどんなアルバムになると思いますか?

Mona:さらに進化し続けたいと思っています。ピアノ連弾と、姉妹によるコーラスを聞かせるユニットとして始まりましたけど、これからも何かにとらわれず、いいアイデアや、いい出会い、いい経験があれば全て吸収して、その時々に生まれる音楽を楽しみたいと思っています。

Hina:今作が「絵本」だとしたら、次は「飛び出す絵本」を目指したいです(笑)!

■リリース情報
1stアルバム『Kitrist』
2020年1月29日(水)リリース
CD:¥3,300(税込)
LP:¥4,180(税込)

<収録内容>
01 overture
02 Akari
03 矛盾律
04 鏡
05 さよなら、涙目 ※映画『“隠れビッチ”やってました』主題歌  
06 Lento
07 青空カケル
08 雨上がり  ※NHK「みんなのうた」(2019年12月~2020年1月放送)
09 バルカローレ
10 羅針鳥
11 別世界
※収録内容は変更になる場合あり。

「さよなら、涙目」
2019年11月1日 配信リリース
作詞・作曲: Mona 編曲:Kitri

「雨上がり」
2019年12月9日デジタルリリース
作詞:Hina 作曲:Mona 編曲:Kitri

Kitri配信情報はこちら

<CD/LP封入特典>
スペシャル音源QRコード
曲名:「羅針鳥 Shohei Amimori Rework」

<CD購入者特典>
Kitri 1st Album「Kitrist」を対象店舗で予約・購入者に、下記特典をプレゼント。
・タワーレコード(オンライン含む):タワーレコードオリジナルカードカレンダー
・HMV(オンライン含む):HMVオリジナルB3ポスターカレンダー(ジャケット絵柄)
・Amazon:デカジャケ
・応援店特典:ポストカード(ジャケット絵柄)※応援店特典対象店舗は後日お知らせいたします
※一部店舗では特典の用意がない場合あり。特典の有無の詳細は各店舗まで。
※特典は先着でのお渡し。無くなり次第終了。
※予約者は、商品受け渡し時のお渡し。

■キャンペーン概要
Kitri 店頭抽選会
【対象店舗】
タワーレコード新宿店
タワーレコード渋谷店
【実施期間】
以下の期間で店頭キャンペーンを開催いたします。
1月28日(火)入荷時〜2月3日(月)各店舗閉店時
※店頭キャンペーンは賞品が無くなり次第終了となりますので、予めご了承ください。
※開催期間中でも、都合により設置場所の変更・終了することがあります。

【店頭抽選会参加方法】
対象店舗にて「Kitrist」をお買い上げいただいたお客様は、CD/LP1枚につき1回抽選にご参加いただけます。
当選された方には以下の賞品をプレゼントいたします。
※各店舗オリジナル特典(CDのみ)も対象となりますが、なくなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※店舗により運用方法が異なります。詳細は各店舗にお問い合わせください。

【賞品内容】
各店舗5名様に下記賞品をプレゼント致します。

タワーレコード新宿店
『Kitrist』Tシャツ(黒)&Kitri直筆メッセージカード
タワーレコード渋谷店
『Kitrist』Tシャツ(白)&Kitri直筆メッセージカード

■ライブ情報
『Kitri Live Tour 2020 SS キトリの音楽会 #3 “木鳥と羊毛”』
3月15日(日)【金沢】Shirasagi/白鷺美術
3月21日(土)【札幌】ザ・ルーテルホール
3月28日(土)【神戸】FISH IN THE FOREST
4月5日(日)【熊本】早川倉庫
4月11日(土)【愛知】愛知県芸術劇場小ホール
4月19日(日)【仙台】レトロバックページ
4月25日(土)【大阪】大阪倶楽部4Fホール
4月26日(日)【福岡】IMSホール
4月28日(火)【東京】SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
※2019年12月14日(土)より各プレイガイドで先行受付開始予定
詳細はこちら

■関連リンク
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Kitri Instagram
日本コロムビア公式ページ

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