Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

画家・O JUNのライブパフォーマンスで壁画が完成 新作個展「三つの絵」NADiff Galleryにて開催

ぴあ

石鏡のホテル(部分) 2021 キャンバスに油彩 727×910mm 撮影:松見拓也 (C)︎ O JUN Courtesy of Mizuma Art Gallery

続きを読む

NADiff a/p/a/r/t(東京都 渋谷区)が、 画家・O JUNの新作個展「三つの絵」を、 店内NADiff Galleryにて12月17日(金)~12月26日(日)の期間で開催する。

コンテンポラリーアート、フォトに関する国内外の書籍を中心に、アートグッズやマルチプルなども取り扱うブックショップ「NADiff a/p/a/r/t」(ナディフアパート)。インストアで行うイベントや、併設のNADiff Galleryでの企画展開催など、商品の販売に留まらない情報発信を様々な取り組みで行っている。

そんなNADiff Galleryで行われる今年最後の展覧会「三つの絵」では、画家・O JUNの新作を紹介する。O JUNは1956年東京生まれ。絵画の制作に加え、80年代後半からパフォーマンス、ライブドローイングを室内野外で発表。90年以降はリトグラフなどの版表現を加え、現在まで様々なメディウムを横断しながら「描き」について身体と表出の関係を探る実験と制作を続けている。

見覚え・聞き覚えのあるような事象の断片を思わせる場面、記号化された図像、強い画面の余白を特徴とするO JUNの絵画。描かれた図像はその背景や文脈から切り離され、「意味」をまとわない絵の具とイメージの混然一体は、観る者の視線を惹きつけて止まない。画家はそれを、「絵という異常」と呼ぶ。本展は最新作の油彩画、クレヨン画、そして80年代後半から展開される、手製の合金ペンで壁面に直描きするドローイングによって構成。この壁画は展覧会初日のライブパフォーマンスにて完成する。O JUNの現在地を本展で生々しくご覧いただきたい。

<アーティスト・ステイトメント>
風景は実に退屈なのでついぼおっと眺めてしまう。 その時、 茂みからふいに鳥が飛び立ったりどこかの家のドアが開いたりするとちょっと驚いて息をのんだりする。 風景を見ている自分の退屈と驚きは目と心の騒乱を起こしておかしいが、 風景を描くときは少し違う。 木々に隠れてわずかに見える建物や人の姿はそれを眺めるわたしの位置と距離がそう見せるわけで、 絵の中では切れ切れの人やくりぬかれた森を一連の接続として描くことになる。 これら当たり前の行為によって絵という異常は実現される。 その異常は画家であるわたしを少しも驚かさないので、 描くことに退屈するとの描きかけの絵から遠くの景色に目を転ずる。 ああ…どちらもなんて退屈極まりない世界だ。 この、 わたしも!
メリー、 クリスマス!
O JUN

【開催情報】
O JUN新作個展「三つの絵」
期間:2021年12月17日(金)~2021年12月26日(日)
会場:NADiff a/p/a/r/t 地下1階 NADiff Gallery
入場:無料
定休:月
主催:NADiff a/p/a/r/t
協力:ミヅマアートギャラリー
お問い合わせ:03-3446-4977(営業時間内)/nadiff_info@ccc.co.jp

特集ページ:http://www.nadiff.com/?p=26099

【イベント概要】
「O JUN ライブパフォーマンス」
展覧会初日に、 手製の合金ペンで壁面に直描きするライブパフォーマンスを行います。NADiff a/p/a/r/t 地下1階 NADiff Galleryの壁面にて開催。
日時:2021年12月17日(金)18:00開始
会場:NADiff a/p/a/r/t
入場:無料
※定員が上限に達した場合、 入場制限を設けることがございます。

アプリで読む