『天国でまた会おう』(3/1公開)
『天気の子』(7/19公開)
『孤独なふりした世界で』(6/28公開)
年末年始特別企画 第13回
映像技術の進歩で、アニメが実写に近づき、実写がアニメに近づいている。技術の選択肢が多いだけに、映画作家の選択が問われる時代。ストーリーの「先の読めなさ」と、映像の美しさという二つの要素から選んだ(年間に見た新作映画は約50作)。
映像美では『天国でまた会おう』がずば抜けていた。あのクラクラする感じは、今年見たなかでは最高。凝った映像であることで成立するストーリーだった。
新海誠映画はいつもそうだが、背景は実写そのものなので、前半はなぜわざわざ手間のかかるアニメで作るんだろうと思わせるが、見終わると、アニメでしかできないなあ、と納得。
『孤独なふりした世界で』は近未来SFだが、CGを駆使するわけでもない。「誰もいなくなった世界」という設定もよくある話だが、低予算であることを逆手に取った欠落感が、映画の世界観に合っていた。
『天国でまた会おう』(C)2017 STADENN PROD. - MANCHESTER FILMS - GAUMONT - France 2 CINEMA (C)Jerome Prebois / ADCB Films/(C)2017 STADENN PROD. - MANCHESTER FILMS - GAUMONT - France 2 CINEMA
『天気の子』(C)2019「天気の子」製作委員会
『孤独なふりした世界で』(C)2018MARKED LAWNS LLC.
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