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スター御手洗VSプリンス久志 『エール』古川雄大と山崎育三郎の個性がぶつかり合う

リアルサウンド

20/6/24(水) 12:48

 『エール』(NHK総合)第63回では、コロンブスレコードの歌手オーディションに闘志を燃やす者たちが集った。

 裕一(窪田正孝)が久志(山崎育三郎)のために、デビューの条件をコロンブスレコードに偵察すると、阪妻(当時大活躍していた俳優の坂東妻三郎)のような存在感のある顔立ちに、知性と品性とたくましさ、そして3オクターブが難なく出せる天才を求めていると、杉山あかね(加弥乃)がやや暴走気味に訴える。即戦力が必要なんだと無茶な要求を出すのだ。

【写真】プリンス久志

 ハードルが高いことはお構いなしに、自信が満ち溢れている久志は、もう確実に合格している気分でいた。おでん屋で福島三羽ガラスで飲んでいると、そこに芸者となった藤丸(井上希美)が偶然やってきて、久志お得意のウインクと口説きで、2人は夜の街に消えてしまう。

 一方、喫茶・バンブーを訪れる音のもとに、御手洗ミュージックティーチャー(古川雄大)が現れた。そう、御手洗もコロンブスの歌手オーディションを受けるために、東京に赴いたのである。

 ライバル同士であることを知った御手洗と久志は、一触即発の雰囲気になる。自らのことをスター御手洗、プリンス久志と名乗る2人は、奇想天外な掛け合いを見せ、ビームなどの凝った演出も見られた。ここに2人の闘いが幕を開けることになる。

 そして書類選考発表当日、応募総数800通から、久志と御手洗は見事書類選考に通過。ますます2人は、他のライバルもいるにも関わらず、その存在には見向きもせずに、お互いがお互いに敵対心むき出しになっていくのであった。

 『エール』第63回では、山崎育三郎演じる久志と古川雄大演じる御手洗の個性のぶつかり合いに注目が集まった。2人はミュージカル界でともに第一線として活躍してきた俳優であり、火花を散らすシーンは2人で相談しながら、時折アドリブが含まれているという。ミュージカル俳優ならではの、独特な空気感とシュールな掛け合いで、SNSが盛り上がり、スター御手洗とプリンス久志がトレンド入りを果たした。

 オーディンションにおいて、2人で盛り上がっている久志と御手洗。しかしライバルは他にもたくさんいる。新たに登場するであろうライバルにはどんな人がいるのか、オーディンションの結末はどうなっていくのか。泣いても笑っても合格できるのはたった一人である。

(岡田拓朗)

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