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メディア芸術祭作品展が明日から開催、「海獣の子供」「天気の子」などの資料展示

ナタリー

20/9/18(金) 17:09

第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展の様子。

第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展が、明日9月19日から27日まで東京・日本科学未来館ほかで開催。本日9月18日にプレス向け内覧会が行われた。

世界107の国と地域から寄せられた3566の応募作品の中から、第23回文化庁メディア芸術祭で受賞を果たした作品を展示する本展。アート、エンタテインメント、アニメーション、マンガの4部門から全受賞作品と功労賞受賞者の功績などを紹介する。また、4部門以外に新設されたフェスティバル・プラットフォーム賞の受賞作も鑑賞することが可能だ。

アニメーション部門では、五十嵐大介のマンガを渡辺歩が映画化した「海獣の子供」が大賞を受賞。中学生の少女・琉花が、ジュゴンに育てられた兄弟・空と海に出会い冒険を繰り広げるさまが描かれた。本作のブースでは、スクリーンで本編映像の一部が映し出されているほか、絵コンテや場面カット、キービジュアルなどが展示されている。

優秀賞を獲得したのは4作品。新美南吉の「ごんぎつね」をもとにするストップモーションアニメ「ごん / GON, THE LITTLE FOX」のスペースでは、撮影で使用された人形を間近で見ることができる。川尻将由による短編「ある日本の絵描き少年」の展示ブースではアニメーション原画などを紹介。さらにフランスとデンマークの合作による「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」、立ち入り禁止の廃墟で恐ろしい体験をした少年の姿をつづった「Nettle Head(英題)」のスペースも用意された。加えて新人賞に輝いた築地のはらの「向かうねずみ」、CHENG Jialinの「浴場の象」、Daria KASHCHEEVAの「Daughter(英題)」も紹介されている。

また今回から未来を見せるフェスティバルとして多様な作品を顕彰するため、新たにソーシャル・インパクト賞を増設。これは社会の中に実装され、メディアテクノロジーのあり方や人々の行動様式などに新たな変化をもたらし、大きな影響を与えた作品に対して贈られるものだ。アニメーション部門では新海誠の「天気の子」が受賞。展示スペースではスクリーンに映し出される本編映像の一部や場面カットなどを楽しむことができる。

第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展

2020年9月19日(土)~27日(月)東京都 日本科学未来館ほか
料金:無料

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