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「ミカラ・ペトリ リコーダー・リサイタル」あまりにも身近で懐かしい楽器リコーダーの真価を知る

ぴあ

19/11/27(水) 12:00

ミカラ・ペトリ Photo: Eric Klitgaard

小学生の頃体験した懐かしい思い出の中に、音楽の授業で手にしたリコーダーがある。

運動会の鼓笛隊や学芸会で吹いていたあのプラスティック製の縦笛が、実はとても古い歴史を持つ楽器の末裔だったなんて当時は全く知る由もなかった。それを認識させてくれる素敵なコンサートが目前だ。

デンマークが生んだ世界最高峰のリコーダー奏者ミカラ・ペトリ リコーダーリサイタル(12月4日:サントリーホール ブルーローズ、6日:宗次ホール、8日:伊丹アイフォニックホール)では、バロックの名曲から北欧の近代音楽までが、圧倒的なテクニックと美しい音色で披露される。ビートルズの名曲『フール・オン・ザ・ヒル』で、ポール・マッカートニーの絶妙なリコーダー演奏を必死に真似たことを思い出すという方々にはピッタリのこの公演。

物置の隅に眠っているかもしれないあの縦笛を、久しぶりに引っ張り出して吹いてみたくなること必至⁉

●公演概要
・12月4日(水)サントリーホール ブルーローズ
・12月6日(金)宗次ホール
・12月8日(日)伊丹アイフォニックホール メインホール

●ミカラ・ペトリ(リコーダー) Michala Petri, recorder

3歳よりリコーダーを始め、5歳でデンマーク・ラジオに出演。1969年、チボリ公園コンサートホールにて、コンチェルト・デビューを飾る。以降、世界各地のコンサートホールや、音楽祭で演奏活動を行う。彼女の驚くべき演奏技術と聴衆の心を瞬く間につかむ卓越した音楽性が、バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーを演奏することを可能にしている。そして数多くの作曲家が彼女のために作品を書いている。これまでに、ハインツ・ホリガー、ジェームス・ゴールウェイ、ギドン・クレーメル、ピインカス・ズッカーマン、クラウディオ・アバド、クリストファー・ホグウッド、キース・ジャレットなどと共演している他、イングリッシュ・チェンバー・オーケストラ、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ、スウェーデン室内管弦楽団、ベルリン・バロック・ゾリスデン、クレメラータ・バルティカなど主要アンサンブルとも共演を重ねている。また、ギターとのコラボレーションに強い関心を持ち、これまでにイョラン・セルシェル、山下和仁、マヌエル・バルエコなどの一流ギタリストとのツアーを行っている。92年には、デンマークのギタリスト兼リュート奏者、ラース・ハンニバルとデュオを結成。ドイツ・レコード大賞を複数回受賞、また、クラシック音楽を大衆に広めた実績を称えられ、ヴィルヘルム・ハンセン音楽賞や、H.C.ロンビ賞などを次々と獲得。さらに、ストラヴィンスキー、バーンスタイン、ブリテン、ショスタコーヴィチ、クレーメルなど、これまでに著名音楽家が受賞したレオニー・ソニング賞を受賞している。デンマーク対がん協会の副会長やデンマーク・ユニセフ協会の役員を務めるなど、積極的に社会貢献活動も行っている。現在は、コペンハーゲンの北部の海沿いの街で、夫と二人の娘たちと暮らしている。

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