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舞台の脚本演出を請け負うインパルス板倉、豚汁配布でキャストとの関係を良好に?

ナタリー

21/4/9(金) 14:56

左からインパルス板倉、山口大地、高橋祐理、向井葉月、天野浩成。

インパルス板倉の小説を原作とする舞台「蟻地獄」の製作発表記者会見が4月7日に都内で行われ、板倉、キャストの高橋祐理、山口大地、天野浩成、向井葉月(乃木坂46)が出席した。

6月4日(金)から10日(木)まで、東京・よみうり大手町ホールで上演される「蟻地獄」は、裏カジノに足を踏み入れた主人公が絶望の淵へと追い込まれていくさまを描くアウトローサバイバル。板倉自らが脚本と演出を手がける。

記者会見の冒頭で板倉は「今日は、息をすると鼻の中にフラフラッと何かが揺れる感覚がちょっとあるんですけど、その感覚に邪魔されつつもがんばっていきたいと思います」と挨拶。舞台に関しては「成功させたいと思っております。どういう演出家として接していこうか、まだちょっとスタンスが定まっていないんですよ。敵対関係を作っていくのか、それとも仲良くやろうよというパターンでいくのか。稽古が始まる前に決めないといけないですけどね」と述べる。高橋が「板倉さんの理想に少しでも近づけるように日々の稽古に励みたいと思います」と意気込むと、板倉は「頼むよ。ホントね」と大御所の演出家のように振る舞って笑いを誘った。

向井が「キャストの皆さんと仲良くできたらいいなと思っています」と話すと、板倉はすぐさまキャラを変え、かわいらしい口調で「そうだね。女子が少ないんでね」と笑顔を見せる。その後も「このコメント、私が入って変な空気にしちゃった。ごめんね」「いや私もごめんね」「違うの。私なの」と2人で実のない会話を繰り広げ、高橋を「このやり取りで毎回挟まれるの僕なんですよ」と困惑させていた。

脚本には長ゼリフが多いそうで、板倉は「本当にすいませんとしか言いようがない。稽古しながら削るところは削ります。一番懸念しているのは『台本もらって覚えたのに切るんかい』って陰口を叩かれること。だから稽古中は、悪口を言われてないか耳をそばだてておこうかな」と心配そうに語る。さらに「差し入れで友好関係を築くパターンもあるよね。陰口が酷くなってきたなと思った頃に豚汁を作ろうと思っていて。豚汁調整ですね」と話していた。

※高橋祐理の「高」は「はしごだか」、「祐」は旧字体が正式表記。

舞台「蟻地獄」

日程:2021年6月4日(金)~6月10日(木)
会場:東京・よみうり大手町ホール
料金:パンフレット付きチケット1万500円 / 一般チケット8800円
<出演者>
高橋祐理 / 天野浩成 / 向井葉月(乃木坂46) / 古賀瑠 / 天津・向 / 佐藤恵一 / 安川里奈 / 中野裕斗 / 三木美加子 / 近藤廉 / 迫英雄 / 山口大地 / ヒラノショウダイ / 富山バラハス / 古家由依

(c)板倉俊之/SET

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