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「PSYCHO-PASS」監督の塩谷直義が語る「システムに抗う人間に光を」

ナタリー

20/6/10(水) 19:11

「PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR」アウターケースイラスト

「PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR」のBlu-ray / DVDが7月15日に発売。これを記念してシリーズを通して監督を務めてきた塩谷直義のインタビューコメントが公開された。

人間の心理状態を数値化し管理する近未来を舞台に、正義を問われる警察機構を描く「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ。「FIRST INSPECTOR」では、主人公を一新したテレビシリーズ3期「PSYCHO-PASS サイコパス3」の新人監視官・慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフを軸に、公安局刑事課一係がかつてない窮地に立たされるさまが描かれる。

灼と炯は幼なじみであり、互いに精神的ザイルパートナーとしてバディを組んでいるキャラクターだ。塩谷が「いろんな意味で凸凹コンビにしたかった」と語るように、外見も中身もまったく異なる対照的な2人。また塩谷は「灼は服装に無頓着で、髪型も天然パーマなのか寝癖かわからないボサボサ頭。集中力がある分、周囲が見えていないキャラクターにしたかった。一方、生まれた国が異なる炯は人種差別という不当な扱いを受けている。冷静沈着に見えるけれども実は抑制しているだけで、心には不満を溜め込んでいるタイプ。そんな炯と灼が過去の共通した事件に縛られている。3期は正反対の2人が支え合っていく物語だったんです」と、あらためて2人の関係性を語る。

「FIRST INSPECTOR」では、そんな2人がそれぞれの正義を巡って対立。そしてこれまで事件の裏で暗躍してきた梓澤廣一が、ついに刑事課そのものを標的に定め、警備が一番強固な公安局ビルをあえて襲撃する展開に。本作では「時間に制約のある、限定された場所でのアクション」を構築したという塩谷。「『襲撃された公安局ビル』という分断された陸の孤島的な箱の中で、これまで自分の手を汚さずに犯罪を起こしてきた梓澤廣一とどう戦うのか。また、灼という1人の人間の過去がシビュラシステムとどうつながっていくのか」と見どころを明かす。

さらにシリーズに通底するテーマを「人間とシステムの関係」と述べ、「今回も“システムに抗う人間に光を照らす”ことを意識しています。『PSYCHO-PASS サイコパス3』の完結編として、ぜひ楽しんでいただけるとうれしいです」と語った。

「PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR」ソフトの初回生産限定版には、シナリオブックとスペシャルブックレットを封入。また特典映像として塩谷のほか、キャストの梶裕貴、中村悠一、堀内賢雄、宮野真守が参加した座談会が収録された。アウターケースはキャラクターデザインを担当した恩田尚之が描き下ろしたイラスト仕様に。価格はBlu-rayが税込1万780円、DVDが税込9680円となっている。

(c)サイコパス製作委員会

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