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『サラブレッド』本編映像公開 オリヴィア・クック×アニャ・テイラー=ジョイからのコメントも 

リアルサウンド

19/9/5(木) 12:00

 9月27日公開の映画『サラブレッド』より、本編映像が公開された。

参考:動画はこちらから

 本作は、サンダンス映画祭観客賞をはじめ、ゴッサム賞脚本賞やインディペンデント・スピリット賞新人脚本賞など、インディペンデント作品を対象とする映画賞にノミネートされたスタイリッシュ・サスペンス。

 長年疎遠だった幼なじみの少女アマンダ(オリヴィア・クック)とリリー(アニャ・テイラー=ジョイ)は、コネティカット州の郊外で再会する。鋭いウィットを磨いて強烈な個性を育んだアマンダは、そのせいで社会からのけ者にされていた。一方、上品で洗練された上流階級のティーンエイジャーに成長したリリーは、名門校に通いながら一流企業でのインターンも経験していた。全くの正反対に思えた二人は、リリーが抑圧的な継父を憎んでいると発覚したことがきっかけで心を通わせていくが、友情が深まるにつれて互いの凶暴な性格が顔を出し始める。やがて、自分たちの人生を軌道修正するため、二人はドラッグの売人・ティム(アントン・イェルチン)を雇い、継父の殺害を依頼するが……。

 『レディ・プレイヤー1』でヒロインに抜擢されたオリヴィア・クックがアマンダを演じ、リリー役で『スプリット』のアニャ・テイラー=ジョイが出演。また、ティム役を本作が遺作となったアントン・イェルチンが演じた。監督・脚本を、ニューヨークで演出家・劇作家として活躍し、本作がデビュー作となる新人監督コリー・フィンリーが務めた。

 公開された本編映像では、クック演じるアマンダと、テイラー=ジョイ演じるリリーが、リリーの家のソファで映画を観ながら、嘘泣きの練習をする様子が映し出されている。

 クックとテイラー=ジョイからは、コメントが寄せられている。

オリヴィア・クック コメント
アマンダ役について
これほど魅力的かつ繊細に描かれたティーンエイジャーの女の子のキャラクターは初めてだったわ。アマンダは自分の心を動かしてくれるものを見つけようとしているの。彼女の心を動かすものは存在しないからよ。彼女は物心ついて以来、何にも感情を揺さぶられたことがない。空腹と疲労を感じることはあっても、喜びや悲しみ、怒り、他者への恋愛感情を抱いたことがないのよ。
精神科医は彼女のことを反社会性パーソナリティ障害やうつ病患者だと言うかもしれないけど、私は彼女を特定の病気や性質にあてはめたくなかった。彼女は信じられないほど感情が抑圧された人間よ。リリーとの関係を通して感情を見つけ出そうとするの。

コリー・フィンリー監督について
コリーは彼女たちが持つ独自の世界を鋭く捉えていたし、脚本はとても面白かった。
サスペンスの中にユーモアが巧みに散りばめられているのが気に入ったわ。いろんなジャンルが混ざり合っているの。楽しくて新しくて興味深く、シリアスになりすぎることもない。

アニャ・テイラー=ジョイ コメント
オリビアとリリーの関係性について
ふたりはお互いに相手の持っているもの―そして決して手に入らないものを渇望しているの。リリーは、一切感情を抱かずに物事をこなせるアマンダに憧れ、自分も感情をなくしたいと思っている。一方アマンダの目には、社交的で感情を持ったリリーが、自分にはない資質をすべて備えた少女に見えているのよ。
お互いにひどいことを言わなきゃいけないこともあったけど、会話のテンポやセリフ回しを楽しんだわ。
これは2人が距離を縮めるための彼女たちなりのやり方なのよ。お互いに辛辣な言葉を投げかけ合うことで、現場には独特の空気が生まれたわ。
撮影の最後にはまるでシンクロし合うかのようにお互いの動きがぴったりとはまった。オリヴィアが動けば私も動き、私が動けば彼女も動く。互いに通じ合っているという意味で、私たちはまるでヘビのようだった。この作品は私たちが2人で作り上げた複雑なダンスと言えるわ。

コリー・フィンリー監督について
これほど脚本に引き込まれることはめったにない。驚くほど素晴らしい脚本だった。
すぐにリリーに惹かれ、脚本を読み終わるや否やコリーに会いたいと思ったわ。美しく巧みに作り上げられた作品で、同時に、暗く、ウィットに富んだ知的な物語よ。 (文=リアルサウンド編集部)

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