吉例夏夜噺 さん喬・権太楼特選集 納涼名選会 鈴本夏まつり
20/8/7(金)
一昔まえ、「昭和の名人」という称号で、古今亭志ん生、桂文楽、三遊亭圓生、柳家小さんなどを称えたが、いま「令和の名人」という称号にふさわしいのは、柳家小三治、柳家さん喬、柳家権太楼ではなかろうか?
この中のさん喬、権太楼の二人が、もう何年も前から、上野・鈴本8月中席で、連日互いにトリを務め、長屋噺から人情噺まで、たっぷりと落語の醍醐味を伝えてくれている。
今年は、さん喬が11日『妾馬』、13日『品川心中』、15日『唐茄子屋政談』、17日『中村仲蔵』、19日『柳田格之進』を、権太楼が12日『宿屋の仇討』、14日『たちきり』、16日『へっつい幽霊』、18日『抜け雀』、20日『居残り佐平次』を高座にかける。
さん喬の『唐茄子屋政談』『中村仲蔵』『柳田格之進』、権太楼の『宿屋の仇討』『へっつい幽霊』『居残り佐平次』が聴きものではなかろうか?
そして、いつか『子別れ(上・中)』をさん喬、『子別れ(下)』を権太楼のリレー落語で聴いてみたいというのが、私の「真夏の夜の夢」である。
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