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「卒業」「グーニーズ」…UPLINK吉祥寺開館イベントで監督4人が思い出の映画語る

ナタリー

18/12/13(木) 20:46

トークイベント「これからの映画と映画館」の様子。左から富田克也、大九明子、山下敦弘、矢崎仁司、浅井隆。

「これからの映画と映画館」と題されたトークイベントが本日12月13日に東京・UPLINK吉祥寺にて行われ、映画監督の山下敦弘、富田克也、矢崎仁司、大九明子が登壇した。

このトークは、明日12月14日に開館するUPLINK吉祥寺のオープニング記念イベントとして行われたもの。クラウドファンディング出資者などが一足先に劇場に招かれた。アップリンク代表である浅井隆から、映画館の感想を順番に問われると、矢崎は「今の社会に一番必要なのは暗闇。その暗闇を5つも持っているのはすごい」と5つのスクリーンに対して言及。劇場を一通り見て回ったという山下は、「箱としての迫力があった。早く自分の作品をかけたいです」と期待を寄せる。

同じ質問に富田は、空族の初期作品がUPLINK渋谷にて上映されたときのことを「僕らの映画作りはそこから始まりました」と振り返り、「地方の劇場がどんどん潰れていって、映画はこの先消えていく一方なのかというどんよりした気持ちの中で、こうしてこの劇場ができて最高です!」と喜びを語る。「映画館は特別な場所」という大九は、「20代の頃、アルバイトをしながら帰りにレイトショーで映画を観ることを楽しみにしていました。そういった意味で、映画館は私にとって救いの場所でもありますし、小さなときから大人の社交場とも思っていました」と思いを述べた。

続いて浅井から「初めて自分でお金を払って観た映画は?」という質問が。矢崎はダスティン・ホフマンのデビュー作である「卒業」を挙げ、高校の頃に甲府の映画館で鑑賞したことを明かす。1985年公開作「グーニーズ」を挙げた山下は「自分のお金で行ってはいないんですが、小学生3年生のときに友達と川崎で観ました。子供だけで観に行ったんですけど、そのことが映画の興奮よりも残っています」とエピソードを披露。また富田は、パニック映画「猛獣大脱走」を観て具合が悪くなったというトラウマを述べ、大九は中学生の頃に地元である横浜の伊勢佐木町で「セーラー服と機関銃」を鑑賞し「とんでもないものを観させられた」と衝撃を受けたことを述懐した。

UPLINK吉祥寺では、明日12月14日よりオープニング企画として「朝から晩まで絶叫・応援上映!」や、150本以上の作品を上映する「見逃した映画特集 Five Years」が実施される。

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