「東京芸術祭2020」にて、野外劇「NIPPON CHA!CHA!CHA!」が10月に東京・池袋西口公園 野外劇場で上演される。それに向けて、出演者オーディションが実施される。

「NIPPON CHA!CHA!CHA!」は、2020年に没後20年を迎える如月小春の代表作の1つ。演出を鳥の劇場芸術監督・中島諒人が手がける本作では、2018年上演の「野外劇 三文オペラ」、2019年上演の「野外劇 吾輩は猫である」に続き、出演者オーディションを実施する。応募条件の詳細は公式サイトで確認を。オーディションの応募は2月7日まで受け付けられる。

オーディション募集に向けて主宰の中島は、本作には「高度経済成長という祭を素朴に無邪気に謳歌する日本人」と「1980年代終わりのバブルという祭に欲望ブヨブヨに浸る日本人」という2つの日本人の姿が描かれていると言い、「作家の没後20年の2020年、日本は新しい大きな祭を迎えます。この機会にこのテクストを通じて、もう一度『祭』と日本人の関係を、考えられたらと思います」と述べる。そして「そんな思考の旅を、全身でともにしてくれる俳優の方との出会いを求めています」「エネルギーにあふれ、個人技があり、チームプレイもできる俳優の皆さんと挑戦を共にできたらと思います」と応募を呼びかけている。

東京芸術祭2020 野外劇「NIPPON CHA!CHA!CHA!」

2020年10月 ※予定
東京都 池袋西口公園 野外劇場 ※予定

作：如月小春
脚色・演出：中島諒人
総合ディレクター：宮城聰