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自主映画制作ユニット・ルネシネマの「あらののはて」特報、初恋の成れの果てを描く

ナタリー

「あらののはて」

長谷川朋史が監督と脚本を担当した「あらののはて」の特報がYouTubeで解禁された。

本作は、「カメラを止めるな!」のしゅはまはるみ、「イソップの思うツボ」の藤田健彦、そして舞台演出などを手がけてきた長谷川の自主映画制作ユニット“ルネシネマ”による作品。主人公の25歳フリーター・野々宮風子は高校2年生の冬に、美術部の大谷荒野に頼まれて絵画モデルをしたことを忘れられずにいた。当時風子は謎の絶頂感を覚えて失神し、それを見つけた教師の誤解により荒野は退学に。そして風子が8年ぶりに荒野と再会し、もう一度自分をモデルに絵を描くよう迫るさまが描かれる。

特報には、高校時代の風子の姿や、大人になった彼女が荒野に「大谷くんのモデルをもう1回して、未完成のデッサンを完成させたらもう二度と会わない」と求める様子が、「さよなら、初恋の成れの果て。」というコピーともに収められた。

なお風子役の舞木ひと美、荒野役の高橋雄祐からコメントが到着。舞木は「劇中で私の食べかけのガムを気になっている男性に食べられるというシーンがあるのですが、現場でリハーサルをした時に実際に相手が食べている姿を目の当たりにして正直ドキドキしましたし、思春期には刺激的すぎて体の底から気持ちが溢れ出てくるのを体感しました」と特報の冒頭で映し出される場面について語り、高橋は「完成した作品を見たときは、リアルな時間空間が独特に切り取られた世界にどんどん惹きつけられました。これからご覧になるみなさまにも素敵な体験をしていただけると思います」と心境をつづった。

「あらののはて」は、8月21日より東京の池袋シネマ・ロサで3週間限定レイトショー。全国でも順次公開される。

※高橋雄祐の高は、はしごだかが正式表記

舞木ひと美 コメント

高校時代と8年後を演じ分けるにあたり、風子の掴みどころのない不思議な雰囲気はそのまま残したかったので、時間は経過しても子供のような自由奔放さを相手役の方が感じられるように役作りをしました。

劇中で私の食べかけのガムを気になっている男性に食べられるというシーンがあるのですが、現場でリハーサルをした時に実際に相手が食べている姿を目の当たりにして正直ドキドキしましたし、思春期には刺激的すぎて体の底から気持ちが溢れ出てくるのを体感しました。

風子を通して、価値観の積み重ねを感じながら楽しく演じることができました。
本作品はキャスティングのところから関わらせて頂きましたので、自信を持って素敵な俳優さんたちと作品作りを共にできました!
是非、劇場に足を運んで頂けますと幸いです。

高橋雄祐 コメント

長谷川監督に風子と荒野はクラスに1人2人いる不思議ちゃん不思議君なんだと最初に言われました。高校時代と8年後を演じるにあたって、一般的に歳を重ね社会に出ると喋り方や振る舞いに落ち着きがでてくるかと思うのですが、その逆へ逆への発想で荒野という人物をつくっていきました。

朝早くから風子を学校に呼び出し荒野は一体なにを考えているのだろうか、異性としての好意なのかはたして8年後もその思いはあるのか、自分で自分を掴めない瞬間の不思議さと楽しさがそこにはありました。

完成した作品を見たときは、リアルな時間空間が独特に切り取られた世界にどんどん惹きつけられました。これからご覧になるみなさまにも素敵な体験をしていただけると思います。ぜひ公開を楽しみにしていただけると嬉しいです!

(c)ルネシネマ

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