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『極主夫道』馬場ふみか、多面的な顔で視聴者を魅了 『ターミネーター2』オマージュなど小ネタも

リアルサウンド

20/11/30(月) 11:40

  毎回クセになるシュールな笑いを誘う『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)。第8話では、馬場ふみか、石田ひかりらが参戦し、スイーツ店対決が繰り広げられた。

 スイーツカフェのチェーン店・チェリーぱふぇぱふぇがオープンし、話題になっていた。それによって、商店街のカフェや喫茶店が次々に潰れ、ゆかり(玉城ティナ)が働く喫茶店もその餌食に。リサ(馬場ふみか)がオーナーを務めるチェリーぱふぇぱふぇが火竜町に乗っ取る噂を耳にした龍(玉木宏)は、「目には目をスイーツにはスイーツを」という彼なりのポリシーで、対抗する店を作ることを決意。「素手喧嘩」という和菓子をメインに店を営むことにする。

 和子(MEGUMI)は、店を出すために地域を取り仕切る影の顔役たちによる組織・八竜会を龍に紹介する。八竜会は8つの町の婦人会会長で構成され、多くの主婦たちを動員する力を持っていた。その中でも会長であり舌が肥えていることから「甘味王」と呼ばれていた福田(石田ひかり)は、龍に和菓子のイロハを叩き込む。一方で、リサが火竜町で親に捨てられた過去があり、チェリーぱふぇぱふぇを繁盛させ、親に自らの存在感を見せることが目的であることが明らかになった。

 虎二郎(滝藤賢一)も助っ人に訪れ、龍と共に和菓子で様々なものを表現していく。SNS映えを狙い、アルバイトとして雇ったゆかりの広報戦略が当たり、徐々に繁盛していた素手喧嘩だが、ある日、店の前がゴミで荒らされており、それがライバルのチェリーぱふぇぱふぇの仕業である可能性を示唆した。

 その裏では菊次郎(竹中直人)に隠し子説が浮上、しかもそれがリサであるかもしれないとのことで一悶着。ただし、それらも勘違いであり、リサの作るパフェのきなこスティックと福田が作る餡子を比較して、リサの本当の母親は福田であることを龍が暴いた。

 第8話のゲストとして出演した馬場ふみか。モグラ女子の代表的存在としてモデルやグラビアを中心に活躍していた彼女も、最近は深夜帯のドラマで主演に抜擢されたり、様々な作品に登場している機会も増え、女優としても注目され始めてきている。今回はチェリーぱふぇぱふぇの店長リサを、いかにも店長らしさのある堂々とした佇まいと裏に持つ策士の顔、そして母親と知った福田を演じる石田と戯れるラストシーンで見せる可愛らしい笑顔と、一役で多面的な顔を見事に演じ分けた。


 今までの勘違いが起こす伏線回収以外に、『ターミネーター2』のオマージュとなるシーンやそれ以外の小ネタも登場。演出を担当した内藤瑛亮監督自身がSNSに投稿、それらを追うのも含めて楽しめた第8話だっただろう。

■岡田拓朗
関西大学卒。大手・ベンチャーの人材系企業を経てフリーランスとして独立。SNSを中心に映画・ドラマのレビューを執筆。エンタメ系ライターとしても活動中。TwitterInstagram

■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
公式サイト:https://www.ytv.co.jp/gokushufudo/
公式Twitter:https://twitter.com/gokushufu_drama
公式Instagram:https://www.instagram.com/gokushufu_drama
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