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キネ旬新人賞の関水渚が石井裕也に感謝、鈴鹿央士は先輩へ「お世話になります」

ナタリー

20/2/11(火) 21:41

関水渚

「2019年 第93回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が本日2月11日、東京・文京シビックホールで開催され、新人女優賞の関水渚、新人男優賞の鈴鹿央士が登壇した。

関水は、1000人超のオーディションを勝ち抜き細田佳央太とダブル主演を務めた「町田くんの世界」での演技が評価された。スピーチでは、同作で監督を務めた石井裕也に対し「当時、右も左もわからなかった私に何度も向き合って指導していただき、人生で一番自分が生きていることを実感した1カ月でした。お芝居の楽しさを教えてくださった石井監督に頭が上がりません」と感謝する。

司会が「笑顔を作るのが苦手だったとおっしゃっていましたが、慣れましたか?」と問うと、関水は「はい!」と晴れやかに笑う。今後目指す女優像を問われると、関水は「お会いする女優さんが皆さん素晴らしくて、憧れの方はたくさんいらっしゃるんですけど、1つの目標としては朝ドラに出演できたらいいな」と意気込みを語り、盛大な拍手を浴びた。

「蜜蜂と遠雷」「決算!忠臣蔵」に出演した鈴鹿。「東京のことも知らないし、大人の世界や芸能界のこともわからない僕だったんですけど、いろんなことを石川慶監督や中村義洋監督に教えていただきながら、ちょっとずつ成長できたかなと思います」とゆっくりと言葉を選びながら語る。言葉に詰まると「すみません、(自分は)こういう人なんです」とはにかんだ。

また、鈴鹿は「次に出演する作品も先日クランクアップしたんですが、現場でもまだまだだなと思っているので」と述べ、主演男優賞を獲得した池松壮亮、助演男優賞の成田凌ら先輩俳優や、荒井晴彦ら監督たちに向き直り、「もし現場でお会いすることがあったらお世話になりたいなと思います」と深々と頭を下げて会場の空気を和ませる。続けて、観客に向け「今日電車で帰ると思うので、見かけたら声をかけていただけるとうれしいです。サインはまだないんですけど……」と恥ずかしそうに笑っていた。

「キネマ旬報ベスト・テン」は、1924年度に当時の編集同人の投票によってベストテンを選定したことを発端とする映画賞。映画ナタリーでは、表彰式全体の様子を追ってレポートする。

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