堤幸彦監督の映画『望み』のメイキング写真が公開された。

10月9日から公開される同作は雫井脩介の小説『望み』をもとにしたサスペンス作品。高級邸宅に暮らす裕福な建築家一家の息子が無断外泊から帰らず、同級生の殺人事件への関与を疑われるというあらすじだ。犯人であっても生きていてほしいと願う母親と、被害者であっても息子の無実を信じる父親ら家族の想いが交錯する様が描かれる。主人公の一級建築士・石川一登役に堤真一、妻・貴代美役に石田ゆり子、高校生の長男・規士役に岡田健史、長女・雅役に清原果耶がキャスティング。

メイキング写真は、堤幸彦監督と堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶が細かい動きについて話している様子を捉えたもの。現場に誰よりも早く入って動きを確認し、段取りを提示したという堤幸彦。一登の設計士らしさを出すために、リビングのテーブルに乗った建築業界新聞の表面ではなく裏面を読むことを堤真一に提案したという。撮影は家族の感情の移り変わりを重視するためほぼ順撮りで行なったとのこと。

内山プロデューサーは堤幸彦について「キャストは皆、堤監督ならと出演を快諾してくれた」とコメント。堤真一は本番以外は明るく石田、岡田、清原に話しかけ、クランクイン前に「家族4人集まって疑似家族として1日過ごしたい」と語ったという。
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