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武田航平 オレニ撮ラセロ!

舞台に立つうえでプレッシャーを感じなくなるまで

毎週連載

第59回

20/8/21(金)

北村諒さんゲスト回の2回目は、北村さんが活躍する2.5次元作品について、武田さんが気になることを深掘り。ステージに立つうえでの率直な思いを語ってくれました。

北村諒が原作ファンを虜にする理由

武田 俺ね、きたむーに聞きたいことがいくつもあるんだよ。2.5次元作品で活躍している子たちって、今すごく力をつけているよね。そんな中で、プレッシャーを感じたりはしないの?

北村 あまりプレッシャーは感じないですね。

武田 本当に? たくさんの人気作に出演して、人気キャラクターを演じてきて、原作ファンをどんどん虜にしているじゃん。精神的にもすごく大変なことだろうなって思っていて。

北村 それこそ、初めて2.5次元と呼ばれる作品に出たときはすごく緊張しましたね。『弱虫ペダル』という作品だったんですけど、もともと玉城裕規くんがやっていた役を僕がやることになって。そのときはまだお芝居を初めてそんなに経っていなくて、舞台も何個か立ったぐらいの経験値だったんです。だからもう「誰だよお前」って感じで見られていたし、「芝居できるの?」ってすごく叩かれていました。「観賞用イケメンじゃん」って言われたり。

武田 すごいキラーワードだな(笑)。そんなふうに言われていたんだ。

北村 おもしろいですよね。このワードは覚えておこうと思いました(笑)。ただ、経歴も経験もなかったし、ファッションモデルから俳優に挑戦しはじめたすぐの頃だったから、いろいろ言われるのは仕方ないなと思いつつも、やっぱりすごくムカついたんですよ。

武田 それはそうだよね。お芝居を見る前に言われたら腹立つよ。

北村 そうなんですよ。だからがむしゃらにやって、その結果、本番を観に来てくれた人の中には「よかったです」って言ってくれる人もいて。そこから、頑張れば受け入れてくれる人もいるんだと知ったというか。原作ファンの方の中には、いろいろ言う人もいるけど、本番がよければ納得してくれる。だから、楽しんでもらえるものを作ればいいんだなって。だから今はもう、やるしかないって気持ちの方が大きいですね。

武田 そうは言っても、きたむーが演じるキャラクターって、原作の中でもすごく人気のあるキャラクターばかりだよね。俺だったら、多少なりともプレッシャーは感じる気がするな。

北村 なんというか、これまで自分が努力してきた経験や、それを踏まえて原作ファンの方に喜んでいただけたという実績じゃないですけど、実ることを僕は知っているので、求められるものは絶対に出せるという自信があるんですよね。

武田 うわ~、カッコいいな!

北村 だから、今はそこまでプレッシャーは感じないですし、本番が始まる前にいろいろ言っている人たちに対しては、「とにかく観に来い!」って思っていますね(笑)。観に来て、それでも何か思うことがあるなら、そのときに言えばいいじゃんって。

武田 自分の実力をしっかりと客観的に見られているからこそ言えることだよね。カッコいいなぁ。これまで出演した作品で、特に気に入っているキャラクターっている? 例えば、この記事を読んでくれている読者に、「まずはこの役を観てほしい!」っていう作品があったら教えてほしい。

北村 もちろんどの作品もそうではあるんですけど、僕は舞台『青の祓魔師』がすごく好きなんですよ。主人公の奥村燐をやらせていただいて、自分でもすごくよかったって思いますし、ぜひ観てほしい作品のひとつですね。主人公が真っ直ぐで、全力で、仲間思いで、自分を犠牲にしても戦っていくというキャラクターなんですけど、僕も共感する部分もたくさんあるし、今でも思い出深い作品です。

武田 そうなんだ。俺も観てみるよ! 最近さ、2.5次元作品で活躍している俳優さんにこうやって話を聞くことが増えているんだけど、話を聞くたびに、生の舞台をめっちゃ観に行きたくなるんだよね。

北村 ぜひ観てほしいです。

武田 今はこういう情勢になっちゃっているけどさ、やっぱり劇場で観たいよね。生じゃないとダメだと思う。特に2.5次元作品って、生で観るとエンタメ感がすごいじゃん。これだけ人気になった理由ってそこにあると思うんだよね。

北村 たしかにそうですね。

武田 こうして日本の新しいカルチャーとして根付いているし、もっと海外にも発信すべきものだと思う。日本のアニメや漫画って海外でもめちゃくちゃ評価されているから、実在してないけど舞台上で生きているんだよ、表現できるんだよってことをもっと見せつけたい。2.5次元作品で活躍している子たちってすごい力を持っているから、この世代の子たちに海外に行ってほしいなって思っていて。

北村 海外公演はまだそんなに多くないですからね。僕は何度か海外にも行かせていただいているんですけど、海外のお客さんたちって、熱量がすごいんですよ。「ウワァオ!」って感じで。

武田 あはは! まじで! 2.5次元作品って、もはやアトラクションだよね。

北村 本当にそうだと思います。『ヒロステ(「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage)』でも、個性を使ったら「イェーイ!」って拍手してくれたり。本当に心の底から楽しんでくれているんだなって思いますね。

武田 でも日本の人たちは静かに観ているもんね。もちろん、声を出してはいけないって決まりがあるからだけどさ。俺がきたむーの出ている舞台を観に行って「イェーイ!」って言っちゃったらどうしよう! 声が聞こえてきたら俺だと思ってね!(笑)

北村 あはは! 航平さんが来てるってすぐわかりますね(笑)。

武田航平が北村諒に熱弁を振るう!?

武田 俺は最近、若い俳優さんたちの力をどんどん見せつけて、演劇界を盛り上げていってほしいっていう強い思いを持っているんだよ。2.5次元作品って聞いてさ、舐めるやつもいるじゃん。俺はね、そういうやつらをきたむー達に跳ね除けてほしい(笑)。

北村 どうしたんですか、何かあったんですか?(笑)

武田 やっぱり頑張っている子たちがいるのを知っているからさ。さっきもきたむーが言っていたけど、観ないで文句言っているのはちょっと違うなって思うんだよ~。

北村 たしかにそうですね。

武田 みんなの力を知らしめてほしい。これだけ人気の作品があるんだから、舞台のキャストをそのままに実写映画もやればいいのにね。

北村 それこそ、映画『刀剣乱舞』も実写でやらせていただきましたけど、やっぱりよかったですよね。努力が報われたというか、形になったのかなって思いました。

武田 映画『刀剣乱舞』は、脚本が小林靖子さんだしね。そういう意味で特撮ファンも盛り上がっていたよ。

北村 そうなんですよね。僕が映画館に観に行ったときも、1人で来ている男性の方もたくさんいました。舞台はどうしてもハードルが高いと思われてしまうので、男性が1人でっていうのはあまりないと思うんですけど、映画だったら観に行きやすいですよね。普段、2.5次元作品に触れることがない人のきっかけになるというのが大きいなって。

武田 舞台の生ならではの臨場感ももちろん楽しいけど、舞台キャストが続投で実写映画を作ったら絶対ファンは喜ぶし、まだ舞台のことあまり知らない人たちも気軽に観ることができていいよね。

北村 そうですね。

武田 なんか熱く語っちゃったよ。ごめんね! みんなカッコいいからさ~。

北村 いやいや、ありがたいです。そんなふうに熱く話してもらえるのはめちゃくちゃうれしいです。




武田さんが興味津々の2.5次元作品のお話は次回もまだまだ続きます! さらに、撮影の裏側をお届けする、こぼれ話も次回掲載です。お楽しみに!

プロフィール

北村諒

1991年1月25日生まれ、東京都出身。学生時代からファッションモデルとして活動をはじめ、2012年よりドラマ、舞台で俳優デビューを果たす。2014年、舞台『弱虫ペダル』シリーズで東堂尽八役を演じ、注目を集める。その後も2.5次元ジャンルの人気作である舞台『刀剣乱舞』、舞台『あんさんぶるスターズ!』、『「僕のヒーローアカデミア」 The "Ultra" Stage』などに出演。2020年秋に、舞台『ひとりしばい』のBlu-rayが発売予定。

武田航平

1986年1月14日、東京都出身。2001年に芸能界入り、同年に第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞した。『仮面ライダーキバ』『仮面ライダービルド』などで人気を博し、現在はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。

写真/大塚秀美、ヘアメイク/田中宏昌(allure)、取材・文/榎本麻紀恵、動画BGM/タダオト

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