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乃木坂46 北野日奈子、雪解けの季節に見せた清々しい表情 グラビアで表現する「終わり」と「始まり」

リアルサウンド

21/3/28(日) 11:00

 乃木坂46の北野日奈子が3月24日発売の『週刊少年マガジン』17号の巻頭グラビアに登場した。北野日奈子が同誌に登場するのは今回が初。そして同誌では、今週号より「3号連続乃木坂46祭り」がスタートする。

二期生・北野日奈子

 乃木坂46の二期生として、2013年にグループに加入した北野日奈子。8thシングル『気づいたら片想い』で初の選抜メンバーに選ばれて以降、選抜に選ばれない期間が続くも、15thシングル『裸足でsummer』で見事に復帰。一時、体調不良により活動を休止したこともあったが、2018年12月には、北海道生まれの北野日奈子らしく、北国・スウェーデンで撮影を決行した1st写真集『空気の色』を発売した。カメラマンは、同誌掲載のグラビアと同じく藤本和典が担当している。雪からの桜。それらのことから、今週号のグラビアは、写真集の続きとして見てみるのも面白いかもしれない。

 雪解け。まだ、寒さの残る静かな空気が北野日奈子の体を包む。大きな雲が少しずつ晴れる空に、春の訪れを感じる。

 明るい笑顔が印象的な北野日奈子。枯れ木と錆びれた階段が物悲しいロケーションでも、その笑顔は健在だ。何かが終わるときは、何かが始まるときでもある。乃木坂46に加入してから8年目の今。グループ内でもさまざまな「終わり」と「始まり」があっただろうし、3月28日には同期の堀未央奈が卒業することから、北野日奈子自身、「終わり」と「始まり」がより身近なものとなったことだろう。けれど、寂しさの先には希望がある。そんな不確かな未来を信じられるほどに、大人になったということか。しんみりとした空気が流れるなか、北野日奈子の表情は清々しく、とても凛々しく見えた。

 懐かしの教室。桜が舞う。アイドルとして制服を着ることはあっても、彼女はもう大人だ。腰よりも低い高さの机が並ぶ。校舎には人の気配がなく、北野日奈子が学生だった頃からときが止まってしまっているようだ。静かな教室に、一人佇む北野日奈子。舞い込んできた桜が、何かの始まりを告げる。新たなる青春。前髪を分けた北野日奈子はいつも以上に大人っぽい。

「終わり」と「始まり」

 「終わり」と「始まり」を実感したあと、春風を受けながら、ゆっくり北野日奈子とお話しする。これまでの思い出、努力、後悔、出会い。そして、これからの期待、不安、夢、出会い。「終わり」と「始まり」には、いろんな出会いが潜んでいる。それはきっと、この誌面に広がるグラビアからも。

 最後、北野日奈子の両手のひらに桜の花弁。グループに所属していると、自分の力だけでは避けられない変革がたびたび起こるけれど、アイドルとして、北野日奈子として、彼女は彼女の道を進んでいってくれるはずだ。寒さの残る空気は、いつの間にか暖かい空気になっていた。

■とり
日々グラビアに勇気と希望をもらって生きており、 グラビアを熱くドラマチックに語るのが趣味。 読んだ後に心が豊かになるような文章を心がけています。 好物はカレーとサーモンです。Twitternote

■書籍情報
『週刊少年マガジン』17号
定価:300円(税込)
出版社:講談社
公式サイト

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