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家族のための仕事が家族を苦しめる、ケン・ローチ監督作「家族を想うとき」新予告

ナタリー

19/10/14(月) 16:45

「家族を想うとき」新場面写真(photo: Joss Barratt, Sixteen Films 2019)

「わたしは、ダニエル・ブレイク」のケン・ローチが監督した「家族を想うとき」の最新予告編が、YouTubeで公開された。

現代の労働問題をテーマにした本作は、イギリス北東部のニューカッスルを舞台に、理不尽なシステムによる過酷な労働条件に振り回されながらも働く父親とその家族を描いたもの。クリス・ヒッチェン、デビー・ハニーウッドらがキャストに名を連ねた。

このたび公開された予告編では、マイホーム購入を夢見て、フランチャイズのドライバーとして働く父リッキーと、介護福祉士として働く妻アビーの姿が映し出される。しかし忙しい2人は子供たちとのすれ違いが続き、家族を守るための仕事が家族を引き裂いていく現実に「何もかもうまくいかない」「家族がガタガタだ」と落胆。さらに寂しい思いを募らせた息子セブが、壁に落書きをするなど問題行動を起こすようになり、リッキーは警察に呼び出されてしまう。

また場面写真も到着。両親の遅い帰りを待つ子供2人や、リッキーの威圧的な上司マロニー、リッキーの配達を手伝う娘ライザなどが捉えられている。

「家族を想うとき」は12月13日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。

(c)Sixteen SWMY Limited, Why Not Productions, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinema and The British Film Institute 2019

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