男の殺人衝動と女の自殺願望がぶつかり…「ピアッシング」予告編公開
19/4/12(金) 7:00
「ピアッシング」チラシ表
村上龍原作の映画「ピアッシング」の予告編がYouTubeにて公開された。
本作は、殺人衝動に駆られる男リードと自殺願望を持つSM嬢ジャッキーが出会うサイコスリラー。SM嬢の殺人を計画するリードを「ファースト・マン」のクリストファー・アボット、それに巻き込まれるジャッキーを「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカが演じた。監督は、2020年にアメリカで公開されるハリウッド版「呪怨」のリブート作を手がけるニコラス・ペッシェ。
予告編は、ジャッキーがリードに追いかけられ、「助けて」と叫ぶシーンからスタートする。リードが計画の予行練習をする様子や、ジャッキーにアイスピックを向けられるシーンが収められた。村上は作品について、「わたしが原作を書くときに思い浮かべたイメージが、スクリーンに再現されている」とコメントしている。
「ピアッシング」は、6月28日より東京・新宿シネマカリテほか全国でロードショー。
村上龍 コメント
演技、演出、キャメラ、そして音楽、抑制され、かつ正確だった。「ピアッシング」という物語のテイストが理解されていると感じた。単に原作に忠実というわけではなく、不思議な感覚があった。わたしが原作を書くときに思い浮かべたイメージが、スクリーンに再現されている、そんな感覚だ。ホラー映画とカテゴライズされるのだろうが、残酷さの裏側、狂気の最深部に潜んでいる「人の優しさ」が、さりげなく描かれる。タイトルバック、エンドロールのビルの映像には驚いた。すばらしい。
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