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いま、最高の一本に出会える

「閉鎖病棟―それぞれの朝―」初日舞台挨拶の様子。左から渋川清彦、小林聡美、綾野剛、笑福亭鶴瓶、小松菜奈、坂東龍汰、平山秀幸。

「閉鎖病棟」撮影で減量した鶴瓶、綾野剛に増量イジられ「俺主役やぞ!」

ナタリー

19/11/1(金) 20:11

「閉鎖病棟―それぞれの朝―」の初日舞台挨拶が本日11月1日に東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈、坂東龍汰、渋川清彦、小林聡美、監督の平山秀幸が登壇した。

帚木蓬生の小説「閉鎖病棟」を実写化した本作は、長野・小諸の精神科病院を舞台に、世間から遠ざけられながらも明るく生きていた患者たちの日常に起こる殺人事件を描く物語。死刑囚でありながら刑の失敗により生きながらえた梶木秀丸を鶴瓶が演じた。

秀丸を演じるにあたり、約7kgの減量に挑んだ鶴瓶はMCに「減らした体重は今どうなりましたか?」と問われると、「へへへ」と笑いつつ「今日もこのスーツをスッと履こう思たら、入らんと……。ハムみたいになってます。1.4kg太りました」と白状。坂東が、鶴瓶の手帳には体重がこまめに記録されていることを述べると、鶴瓶は「先日その手帳を落としまして。友人が見つけてくれたんですけど、嫁と俺の写真が入ってるし、体重も書いてあって『これ奥さんと鶴瓶さん、どっちの手帳?』って(笑)。嫁が、私76kgもないわ!って怒ってました」と後日談を明かす。

そんな鶴瓶に、綾野から「結局のところ1.4kg太ったわけじゃないですか」と厳しい指摘。鶴瓶が「疑ってんの? でも僕にやせろって言った監督が太ってますから!」と話の矛先を平山に向けようとするも、綾野は「全然悪いことじゃないけど、意識の問題だと思います」とそっけなく言い放つ。綾野が「僕思ったんですけど」と話を切り替え、「普段泣かない友人がすごく泣いてすっきりした、こんなに優しい映画だと思わなかったと言っていて、デトックス効果がある映画なんだと思いました」と知人の感想を伝えたのち、「でも鶴瓶さんはデトックスというより、増えたという事実を認識していただければ」と蒸し返すと、鶴瓶は「なんでこんなイジられなあかんの? 俺主役やぞ!」と嘆く。

父からDVを受ける高校生というハードな役柄の小松は「孤独な時間も多かったですし、演じ切ろうという気持ちと、怖いなと背を向けてしまう気持ちが両方ありました。秀丸さんや(綾野演じる)チュウさん、監督やスタッフの皆さんに支えられて、すごく愛があるいい現場に恵まれたなと思いました」と感謝を伝えた。

渋川は衝動的に暴力を振るう患者・重宗を演じたため、鶴瓶が司会を務める番組に出演した際、すでに作品を鑑賞した観客から「クズ!」という言葉を投げかけられることがあったという。渋川は「悪い役なのではじめはうれしかったですけど、あまりにもクズクズ言われるので少し腹が立ってきました」と苦笑するも、「今日楽屋に監督がいらして『クズって言われてたね。でもそれは、してやったりだよ』とおっしゃっていただけたので、うれしかったです」と安堵の表情を浮かべる。

小林は「鶴瓶さんは車いすでシーンとして、ちんまりしていらっしゃいましたね」と現場での鶴瓶を思い起こす。鶴瓶は「そりゃそういう役柄ですから! 車イスで何すんねん」と苦笑し、「この映画のパンフレットに使われてる写真みたいな感じでね」と“ちんまり”の例を挙げる。しかし小林は「あの撮影のとき寝てたんでしょ?」と指摘し、綾野も「撮影の間、何回か寝てましたよね」と暴露。小林は「やせたから体力の消耗が激しかったんですよね。寒かったし」とフォローした。

帚木の小説では、福岡・太宰府の精神病院がモデルとなっているが、本作の撮影は長野の病院で実施。平山は帚木が現場に訪ねてきた際のエピソードとして「鶴瓶さん、綾野さん、小松さん、坂東くんが買い物から帰ってくるシーンの撮影を見ていただきました。帚木先生の中には太宰府の病院のイメージがあったそうなんですが、そのシーンをご覧いただいたときに、先生の想像していた通りの画があったそうで表情が凍っていらっしゃいました」と回想する。イベントでは、本作のヒットを祈願して鏡割りが行われる場面も。中には酒ではなく、劇中に登場するきんつばが収められており、登壇者たちは顔をほころばせていた。

(c)2019「閉鎖病棟」製作委員会

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