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大久保佳代子 (オアシズ)の 人生そろばん

アルコ&ピースとの絡みでスッキリ!

毎週連載

第88回

20/9/13(日)

なんやかや鬱々しがちな毎日ですが、ちょっと前、嬉しいことがありました。『有吉の壁』という番組に出させていただいたときのこと。「一般人の壁」というコーナーで「遊園地にいるおかしな人を演じる」という企画が。この番組、出演者が全部ネタを考えるという、芸人にとっては、やりがいはあるけど、なかなかしんどい番組で。

私なんかたまにしか出ないからまだいいけど、毎回出ている芸人さん達は、そりゃもう大変だと思います。

で、このコーナー、私1人でネタをやるのは勿論アリだし、他の芸人さんとコラボするのもアリで。考えてみたものの、1人でやるネタがなかなか思いつかず、誰かとコラボ出来たらいいなぁと。同年代の仲良しの芸人さんだったら気安くお願いできるんだけど、今回のメンバーを見ると、ダントツで私が先輩だし、仲の良い人はいなくて。迷った挙句、アルコ&ピースの2人にお願いしてみることに。

アルコ&ピースは、昔ちょっとだけ一緒に仕事をしていた時期もあるから、そこにつけこんで。とは言え、独自の世界観を持つハイレベルなコントをする2人に、「私の考えたネタに付き合って下さい」とお願いするのもおこがましいなとも思ってしまい…。でも、恐縮しまくりの、なんならギャラを払う覚悟でお願いしたところ、快く受けてくれました。もちろんノーギャラで。ホントに有り難い限り。

さらに彼らときたら、私のやりたいネタを話したところ、「そういう展開なら、僕らこうしたほうが面白いですかね?」とアイディアを出してくれて。さらに「大久保さん、こっちから来るほうがカメラ撮りやすいかもしれないですよ」みたいに私が面白くなるようにも配慮してくれて。

おかげで、ぼちぼちウケました。もう、これは好きになっちゃいます。特に平子くん。見た目も雰囲気も色っぽいし優しいし。酒井くんは酒井くんで、あの感じが落ち着きますしね。

なんか、現役バリバリでガツガツしている世代と一緒に笑いを作ったという感触が、久々に懐かしい感じがして。「笑いの現場にいるなぁ」と実感できたのが楽しかったし嬉しかったんです。

こういう事があると、鬱々やイライラはすぐに素っ飛びますね。しんどい仕事こそ、それなりの成果が得られたときの快感は大きいです。

あと最近わかったのは、体を動かすってとても大事。鬱々してたりクヨクヨしてる時、なんか身体がダルいなと思った時、エクササイズのDVDを引っ張り出して、それに合わせて20分くらいやります。

腹筋などの筋トレもいいですが、やはりストレッチ。昔はストレッチの意味がよくわからず、街に「ストレッチ専門スタジオ」が現れた時は、「金払ってストレッチって誰かやるんだよ!」と思っていたけど。今は分かります。そのスタジオに通いたいくらい。ゆっくり身体を伸ばしていくと、モヤモヤしていた心も伸ばされてスッキリしていく感じがするんです。心身共に疲れがスゥーと消えていく感じ。これもお勧めです。



構成・文:松田義人(deco)

プロフィール

大久保佳代子おおくぼ・かよこ

1971年、愛知県生まれ。相方・光浦靖子とともに、1992年にオアシズを結成。OLと並行してお笑い芸人として活動をし、2010年以降はお笑い一本に。数多くのレギュラー、連載を持つ。
http://www.p-jinriki.com/talent/oasiz/

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