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長澤まさみの喫煙姿や膝舐めシーン捉えた『MOTHER マザー』本予告 夏帆、仲野太賀の出演も

リアルサウンド

20/4/27(月) 4:00

 長澤まさみ主演映画『MOTHER マザー』の本予告とポスタービジュアルが公開され、第2弾キャストとして奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花の出演が発表された。

【動画】『MOTHER マザー』本予告

 本作は、『新聞記者』『宮本から君へ』などを手がけた河村光庸プロデューサーが、実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」に着想を得て、『光』『タロウのバカ』の大森立嗣監督とタッグを組み、新たな物語として映画化したもの。主演の長澤が母親・秋子を演じ、内縁の夫になるホスト・遼を阿部サダヲが演じる。

 物語では、母親と息子の関係が息子の幼少期から青年期を通して描かれる。今回、長澤演じる母親・秋子の歪んだ愛情しか知らずに育った17歳の少年・周平を、本作が初オーディション初スクリーンデビューとなる新人・奥平大兼が演じることが決定した。奥平は、友人との帰り道、渋谷駅の改札で一人足止めされた際に、事務所から声をかけられスカウトされたことから俳優の道へ進み、「勉強のために」と初めて受けたオーディションで、今回の大抜擢となった。当時の心境を奥平は「勉強になればとオーディションを受けました。審査側の机は選考書類の山でしたし、絶対受かるわけがないと思っていたので、合格の連絡を聞いたときは、嬉しいよりも驚きの方が大きかったです」とコメント。撮影前には、役への不安を覚えるも、「長澤さんが『大丈夫』と優しく声を掛けてくださり、お母さんのように接してくださったおかげで、脚本を読んで僕が感じた周平を演じることができました」と、初めての現場を振り返った。

 奥平を撮影前のワークショップから見てきた大森監督は、「頭で考えてできるような役ではないから、撮影が進む中で自分が感じることを大事にして欲しいと、とにかくずっと言い続けていました。彼が偉かったのは、演技の中で嘘をつかないことをやり通せたこと」と評価。共演した長澤は、「奥平くんは初めてお芝居をするとは思えないくらい堂々としていて、感じたことや思ったことを素直に反応してくれたので、今回、私はとても助けられていたように思います」と明かす。また、スターサンズの佐藤順子プロデューサーは奥平の起用理由を、「周平役には、16-17歳という少年期の危うさと繊細さ、そして主人公の母親を支える包容力が必要だと考えていたので、はじめてオーディションでお会いした時、彼しかいないと確信しました」と語っている。

 公開されたポスタービジュアルは、長澤が演じる母親・秋子が、奥平演じる息子・周平に、恋人のように寄りかかるものになっており、周平目線の「こんな母親でも僕にとって世界(すべて)」というコピーが綴られている。

 あわせて公開された本予告は、長澤演じる母・秋子の「あれはあたしが産んだ子なの。あたしの分身。舐めるようにしてずっと育ててきたの」という印象的なセリフから母と息子の歪んだ愛情が伝わり、「学校、行きたいんだけど」と、母親と外側の世界の間で揺れる周平の葛藤も描かれている。そして、第2弾キャストとして発表となった夏帆、皆川、仲野、木野らの姿も映し出され、ラストには「この真相をうけとめられるか?」と観客へ訴えかける内容になっている。

■コメント
・奥平大兼(息子・周平役)
オーディションを受けること自体が初めてで、勉強になればとオーディションを受けました。審査側の机は選考書類の山でしたし、絶対受かるわけがないと思っていたので、合格の連絡を聞いたときは、嬉しいよりも驚きの方が大きかったです。撮影に入る前に、大森監督の俳優ワークショップを受けていたのですが、いざ現場に入ると、過酷な環境の中で生きる周平を演じきれるかとても不安でした。長澤さんが「大丈夫」と優しく声を掛けてくださり、お母さんのように接してくださったおかげで、脚本を読んで僕が感じた周平を演じることができました。今回この役を演じることで、周平のような子供が世の中にいるんだ……と実感し、色々と考えされられました。本作を観て、もしかしたら自分の身近にもいるかもしれない、と考えていただくきっかけになればいいなと思います。

・長澤まさみ(母・秋子役)
奥平くんは初めてお芝居をするとは思えないくらい堂々としていて、感じたことや思ったことを素直に反応してくれたので、今回、私はとても助けられていたように思います。そこで生まれた感情に大きく揺れ動く姿と対峙することで、自分も素直に演じることができました。お芝居は、その瞬間瞬間の感情を表現することが大切だと改めて感じさせられました。

・大森立嗣(監督・脚本)
頭で考えてできるような役ではないから、撮影が進む中で自分が感じることを大事にして欲しいと、とにかくずっと言い続けていました。彼が偉かったのは、演技の中で嘘をつかないことをやり通せたこと。素直だからこそ、嘘をつくのは嫌だという感覚が本人の中にあって、嘘をつかないためには自分がそこでどういう気持ちにならなければいけないのかという作業を、撮影中の彼は常にしていたと思います。

・佐藤順子(プロデューサー)
この作品の明暗は周平役で決まると考えていました。周平と同じ年頃の数多くの役者さんにオーディションでお逢いしましたがイメージに合う方がおらず、最後に飛び込みで「演技経験はない新人ですが」と言われてお会いしたのが奥平さんでした。彼は演技未経験ではありましたがとても深く脚本と役柄を理解しており、その感性にすごく驚かされたのを覚えています。周平役には、16-17歳という少年期の危うさと繊細さ、そして主人公の母親を支える包容力が必要だと考えていたので、はじめてオーディションでお会いした時、彼しかいないと確信しました。現場でも撮影を重ねるごとに良くなり多くの奇跡的なシーンを撮影する事が出来たと思いますし、まるで奥平大兼の役者としての成長をドキュメントで観ている様でした。

(リアルサウンド編集部)

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