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志村けんが初主演映画「キネマの神様」出演を辞退、新型コロナ陽性受け

ナタリー

20/3/26(木) 21:32

志村けん

志村けんが初の主演映画「キネマの神様」の出演を辞退したことが明らかに。所属事務所のイザワオフィスと配給の松竹が連名で発表した。

3月20日に重度の肺炎と診断され、23日に新型コロナウイルスの陽性が確認された志村。25日に、病院で闘病中と事務所から発表されていた。山田洋次が監督を務める「キネマの神様」は、松竹映画の前身となる松竹キネマ合名社の設立から100周年を記念して製作される作品。もともと3月のクランクインを予定しており、志村は菅田将暉と2人1役で主人公のゴウを演じる予定だった。

イザワオフィス社長の井澤健は「今年70歳を迎えた志村にとって、本作品は人生で初の主演映画ということもあり、大きな勇気と強い意気込みで臨んでいました。それだけに、山田組の皆様にご心配とご迷惑をおかけする事になってしまい、志村も私共も、大変申し訳なく思っております」と発表。そして「此度、出演を辞退させて頂くことに致しました。作品のご成功を心よりお祈りすると共に、志村が病に勝ち、いつかまた山田組の皆様と一緒に撮影をさせて頂くことを願っております」と続けている。

新たな出演者や撮影スケジュールなどは、現時点で協議されてない。松竹の常務取締役映像本部長・大角正によるコメントは下記の通り。

大角正 コメント

出演ご辞退のお申し出を頂き、大変残念でなりません。しかしながら、治療に専念いただくことを山田監督ものぞんでおり、お申し出をお受けすることとさせて頂きました。山田組一同、いつかまた志村さんとご一緒できることを強く願っています。そしてなによりも、志村さんが一日も早くご回復されることを、心よりお祈り申し上げております。

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