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いま、最高の一本に出会える

ジョージ・ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』 (C)Shizuka Hariu

ジョージ・ベンジャミン:オペラ『リトゥン・オン・スキン』 現代オペラの偉大な瞬間に触れるひとときがここに!

ぴあ

19/8/21(水) 12:00

「シンフォニー」という言葉を「交響曲」と翻訳したのは、かの文豪・森鴎外だ。これは意外と知られていないが、森鴎外の素晴らしいセンスが光る名翻訳だと言えそうだ。翻って「現代音楽」という言葉を生み出したのはいったい誰なのだろう? こちらは「前者と違ってどうにも堅苦しいし近寄りがたい」、と感じている方もきっと少なくないのではないだろうか。確かに「現代音楽」と呼ばれる作品には実験的で親しみにくい作品が多いことは事実だ。しかしそれをひとつにくくって「現代音楽」としてしまうことにはやや抵抗がある。最近では「同時代音楽」と呼ばれることも多くなってきた「現代音楽」に改めて目を向けてみようではないか。そこにはきっと、今までに体験したことのない“新たな音楽“が息づいている。

その「現代音楽」の“今”を真正面から体験できるイベントが、サントリーホール「サマーフェスティバル2019」だ(8月23日〜31日/サントリーホール)。中でも注目すべきは、今年のメインプログラムであるジョージ・ベンジャミンのオペラ『リトゥン・オン・スキン』だろう。古今東西のオペラを知り尽くす大野和士(指揮)がこの日のために用意した作品だけに期待は高まる。「耳が覚める!頭に響く!圧倒的ナナメウエ 音楽フェス」というキャッチコピーも伊達じゃない。未知との体験が目前だ!

ジョージ・ベンジャミン (C)Matthew Lloyd

◆公演概要
8月28日(水)19:00開演、8月29日(木)19:00開演 サントリーホール大ホール
サントリーホール サマーフェスティバル 2019~サントリー芸術財団50周年記念~
ザ・プロデューサー・シリーズ 大野和士がひらく
ジョージ・ベンジャミン オペラ『リトゥン・オン・スキン』

大野和士

台本:マーティン・クリンプ 英語上演、日本語字幕付
指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団

プロテクター:アンドルー・シュレーダー(バリトン)
妻・アニエス:スザンヌ・エルマーク(ソプラノ)
第1の天使/少年:藤木大地(カウンターテナー)
第2の天使/マリア:小林由佳(メゾ・ソプラノ)
第3の天使/ヨハネ:ジョン・健・ヌッツォ(テノール)

舞台総合美術:針生康

https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2019/producer_opera.html
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2019/

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