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森田望智が鈴木光司の新作ホラーでドラマ初主演、小倉優香や芦名星も参加

ナタリー

20/5/9(土) 12:44

「あの子が生まれる……」

Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」で知られる森田望智の初主演ドラマ「あの子が生まれる……」が、7月18日よりFODで配信される。

本作は、「リング」シリーズを手がけた作家・鈴木光司が書き下ろしたオリジナルホラー作品。郊外の新生病院を舞台に、病院を取り巻く闇が次々と明らかになっていくさまが描かれる。新生病院の看護師である主人公・今泉菜央を森田が演じ、「レッド・ブレイド」の小倉優香が謎の女・英子、「PとJK」の松本大志が菜央の彼氏・汐月勇馬に扮した。

また、新生病院の2代目院長・河本潤一郎役でドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」の羽場裕一、潤一郎の妻であり麻酔科医の河本和代役で2019年のドラマ「八つ墓村」の山下容莉枝が出演。さらに潤一郎の娘・河本美恵を「AI崩壊」の芦名星、美恵の夫・河本秀明を歌舞伎俳優の市川九團次が演じる。そのほか手塚真生、安田聖愛、泉はる、おぞねせいこ、赤座美代子もキャストに名を連ねた。

脚本は鈴木のほか、久保幸湖、井上櫻子、谷井美佳が担当。監督として「最短距離は回りくどくて、」の山内大輔、小野寺昭洋、「恐怖学園」の山口誠が参加する。森田は「このドラマはずばりビジュアル系リアルホラー。照明がカッコよかったり、どこかファンタジー要素もありながら、とても自然でリアルな作品です」と本作をアピール。鈴木は「対岸の火事でない、読者巻き込み型の恐怖を描いたつもりである。今回のドラマ『あの子が生まれる……』にも、映像という媒体を介して同じトリックを仕込んでおいた」とコメントした。

全10話の「あの子が生まれる……」は毎週土曜0時に最新話が配信される。

森田望智 コメント

この度、主演の菜央役を演じさせていただきました。初めてのドラマ主演ということで、驚きと不安と同時に、これから始まるんだという期待で胸がドキドキしました。
そして、私が小さい頃トラウマになるほど恐怖を覚えた作品たち。その作品を生み出している鈴木光司さんが脚本だと知り、良い意味で背筋がゾッとしました。このドラマはずばりビジュアル系リアルホラー。照明がカッコよかったり、どこかファンタジー要素もありながら、とても自然でリアルな作品です。
撮影では力強い共演者の皆さんが、どこかがおかしい個性的なキャラクターを演じて下さっていて、私は見ているだけで刺激的な毎日でした。その皆さんの流れに身を委ねているような、ふわっとした日々は心地よく、けれど起る出来事は毎度戦慄なので、とても不思議な撮影体験でした。
菜央の視点を通して、目まぐるしく起こっていくその出来事たちを一緒に体験して、一緒に怖がって頂けたら嬉しいです。

鈴木光司 コメント

「リング」「らせん」「ループ」の三部作は、1970年代に姿を消した恐るべき天然痘ウイルスが、貞子の怨念と神秘の力を得て、“呪いのビデオテープ”となって甦り、その後、突然変異を起こして“リング・ウイルス”“転移性ヒトガンウイルス”となって世界に蔓延するも、主人公の犠牲的行為によってウイルス発生のメカズムを突き止め、パンデミックが収束へと導かれる物語である。
小説を読むことによって、意識に変革が起こり、読者は目に見えない因子をしょい込んでしまったような感覚を覚えるだろう。
対岸の火事でない、読者巻き込み型の恐怖を描いたつもりである。
今回のドラマ「あの子が生まれる……」にも、映像という媒体を介して同じトリックを仕込んでおいた。
原作・脚本担当としては、より多くの人に見てもらいたいのはやまやまだが、そうもいかない。
驚愕のラストまで付き合っていただくには、それなりの覚悟が必要であると、警告を発するにとどめておこう。

清水一幸(企画・プロデュース)コメント

約20年前の1998年、ある日本公開の映画が本場ハリウッドにショックを与えました。──それが、「リング」です。
そして「リング」を皮切りに次々と発信された日本発のホラー映画群はジャパニーズホラーと呼ばれ、世界中でブームの嵐を巻き越しました。今もなお、映画のみならず配信作品としてもジャパニーズホラーには多くのファンがいます。
今回、その「リング」や「らせん」といった大ヒット作品の原作者である鈴木光司さんに、新たなオリジナル作品として、この「あの子が生まれる……」を書いていただきました。出来上がった作品は、ホラーの新たな境地を開いたと思います。
そして主演は今乗りに乗っている女優・森田望智さんにお願いしました。森田さんがじわじわと追い詰められていく姿に、私自身も恐怖を感じています。鈴木光司ワールドにおける、森田さんの迫真の演技を楽しみにしていてください!

(c)フジテレビジョン

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